あ行の作家

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【シニアの本棚】『俺たちの箱根駅伝』|やっぱり泣ける

今日は七十二候では「鴻雁北」 こうがん かえる5日前は「玄鳥至」 つばめ きたる燕がやってきて、雁は北へ帰る季節こういうことに趣を感じる年頃だろうか。『俺たちの箱根駅伝』上・下を読み終えた。『俺たちの箱根駅伝』 池井戸 潤物語の展開上巻は箱...
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【シニアの本棚】『カフネ』|なぜだか涙が染み出してくる

『カフネ』 阿部 暁子「カフネ」とはポルトガル語で「愛する人の髪にそっと指をとおすしぐさ」だそうだ。「頭をなでて眠りにつかせるおだやかな動作」という意味もあるらしいけど、そっちの方がしっくりくるかな。テレビ番組「あの本、読みました?」で紹介...
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【シニアの本棚】『アーセナルにおいでよ』|生きていく武器を身につける

『アーセナルにおいでよ』 あさの あつこあさのあつこさんというと『バッテリー』だ。20年以上前だと思うけど、当時の会社の同僚に勧められ、文庫本6巻夢中になって読んだ記憶がある。それ以来何作か読んだけど、しばらくご無沙汰していた。物語の展開「...
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2年以上前の記事のアクセスが急上昇、なにがあった?

アクセス急上昇の謎普段あまりアクセス数とか気にしてないんだけど、なぜか2年以上前にアップした太田愛さんの『犯罪者』のレビューへのアクセスが急に増えていてビックリ。なんかあるのかな?映画とかドラマになるとか?実は『犯罪者』も2作目の『幻夏』も...
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【シニアの本棚】『よむよむかたる』|死ぬまで生きなきゃならない

『よむよむかたる』 朝倉 かすみ物語の展開喫茶シトロンで月に1回開催されている読書会。シトロンのオーナーが結婚して引っ越すことになり、彼女の甥である安田がその店を引き継ぐことになった。安田は作家としてデビューしたが、出版社に届いた1通の手紙...
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【シニアの本棚】『マンモスの抜け殻』|介護事業の闇

『マンモスの抜け殻』 相場 英雄物語の展開都心の限界集落と言われているかつてのマンモス団地。現在は住民の高齢化が進み、独居老人の孤独死なども多発している。その団地で、介護施設の経営者が殺害される。事件の担当となった刑事、勝也は40年前この団...
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【シニアの本棚】『宙わたる教室』:ベタな学園ものには泣かされる

先日見たテレビ番組「あの本読みました?」の理系の作家特集に出演されていた伊与原新さん。『八月の銀の雪』は読んだはずだけど、例によって覚えないわー。テレビを見て「そうか、理系の作家さんだったのか…」と。「理系」と聞くと自分とは対極な気がするの...
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【シニアの本棚】『いつもの木曜日』:キラキラした言葉の宝庫

『いつもの木曜日』 青山 美智子『木曜日にはココアを』のスピンオフで、あの日以前の人々の姿が描かれています。絵本ぽい、とても可愛らしい装丁です。マーブル・カフェのマスターの話から始まり、店員のワタルや幼稚園教諭のえな、その先輩の泰子などカフ...
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【シニアの本棚】『薔薇のなかの蛇』:17年ぶりの理瀬シリーズ

理瀬シリーズは、勝手に前作『黄昏の百合の骨』で終わったと思ってたので、「まだ続いてたんだ〜」と嬉しかったです。もちろん『黄昏の百合の骨』の内容は全く覚えてませんが。『薔薇のなかの蛇』 恩田 陸物語の展開頭と手首がなく、胴体を真っ二つに切り離...
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【シニアの本棚】『夜明けの花園』:不穏な雰囲気に浸る

初めて恩田さんの作品を読んだのは『夜のピクニック』でした。とても情景描写が美しく、こんな綺麗な文章書く人がいるんだと感動したものです。その後『木曜組曲』、『六番目の小夜子』など、『夜ピク』とは違う、背後に何かあるような不穏な雰囲気に惹かれて...
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