あ行の作家

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【シニアの本棚】『宙わたる教室』:ベタな学園ものには泣かされる

先日見たテレビ番組「あの本読みました?」の理系の作家特集に出演されていた伊与原新さん。『八月の銀の雪』は読んだはずだけど、例によって覚えないわー。テレビを見て「そうか、理系の作家さんだったのか…」と。「理系」と聞くと自分とは対極な気がするの...
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【シニアの本棚】『いつもの木曜日』:キラキラした言葉の宝庫

『いつもの木曜日』 青山 美智子 『木曜日にはココアを』のスピンオフで、あの日以前の人々の姿が描かれています。絵本ぽい、とても可愛らしい装丁です。 マーブル・カフェのマスターの話から始まり、店員のワタルや幼稚園教諭のえな、その先輩の泰子など...
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【シニアの本棚】『薔薇のなかの蛇』:17年ぶりの理瀬シリーズ

理瀬シリーズは、勝手に前作『黄昏の百合の骨』で終わったと思ってたので、「まだ続いてたんだ〜」と嬉しかったです。もちろん『黄昏の百合の骨』の内容は全く覚えてませんが。 『薔薇のなかの蛇』 恩田 陸 物語の展開 頭と手首がなく、胴体を真っ二つに...
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【シニアの本棚】『夜明けの花園』:不穏な雰囲気に浸る

初めて恩田さんの作品を読んだのは『夜のピクニック』でした。とても情景描写が美しく、こんな綺麗な文章書く人がいるんだと感動したものです。その後『木曜組曲』、『六番目の小夜子』など、『夜ピク』とは違う、背後に何かあるような不穏な雰囲気に惹かれて...
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【シニアの本棚】『鳥啼き魚の目は泪』:華族の庭に隠された秘密

『鳥啼き魚の目は泪』 宇佐美 まこと 物語の展開 駆け出しの造園設計士・高桑は大学の卒論で作庭師・溝延兵衛と、彼の代表作となったある庭を取り上げて以来、長年にわたり取り憑かれ続けていた。武家候爵・吉田房興が兵衛に依頼したもので、定石を覆す枯...
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【シニアの本棚】『コメンテーター』:17年ぶりの伊良部シリーズ

『コメンテーター』 奥田 英朗 シリーズ17年ぶりと言いつつ、シリーズものだったとはまったく知りませんでした。表紙がなんとなく既視感あるなとは思ったものの…。前作の『町長選挙』と前々作『空中ブランコ』は読んだことは覚えてますが、内容はまった...
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【シニアの本棚】『夜の道標』:かなり衝撃的、だが…

クリスマスイブですね。我が家はなんの盛り上がりもなく申し訳ないくらいですが、とりあえず朝からクリスマスソングを口ずさんでいるタカハラです。おそらく今年最後の1冊になると思います。 『夜の道標』 芦沢 央 物語の展開 見出しになっている登場人...
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【シニアの本棚】『ラブカは静かに弓を持つ』:音楽教室と著作権

『ラブカは静かに弓を持つ』 安壇 美緒 本屋大賞のノミネート作品ということでタイトルだけは知ってました。表紙を見ることもなく、弓というのは弓矢の弓だと思っていて、勝手に戦争がテーマの作品だろうと思っていたタカハラです。不覚でした。チェロの弓...
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【シニアの本棚】『赤と青とエスキース』:人生はどこからでも新しく始めることができる

『赤と青とエスキース』青山 美智子 今日も本のはなしです。図書館本ですが、昨日アップした「未明の砦」と一緒に借りていて、「未明の砦」を読み終えるのに12日もかかってしまいました。おもしろかったんだけど、第2章でちょっと停滞してしまって…。返...
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【シニアの本棚】『未明の砦』:この国は沈みゆく船だ

『未明の砦』太田 愛 ガチの社会派小説です。 物語の展開 第1章 事件クリスマス前のある日の午後、警視庁組織犯罪対策部の警視、瀬野は今まさに4人の非正規工員たちを逮捕しようとしていた。彼らの行動はリアルタイムで逐一モニターに映し出されており...