あ行の作家【読書】『月の立つ林で』青山美智子:人は再生を繰り返す 以前読んだ『お探し物は図書室まで』がとても良かったので、それ以来注目している作家さんだ。 『月の立つ林で』 青山美智子 5人の主人公の暮らしぶりを描いた連作短編集。 物語の展開 誰かの朔長年看護師...2023.03.16あ行の作家本のはなし
た行の作家【読書】『川のほとりに立つ者は』寺地はるな:「普通」で測ることの危うさ 2023年本屋大賞にもノミネートされている作品。寺地はるなさんは今一番気になっている作家さんだ。若きカフェの店長原田清瀬を通して「自分にとっての普通」で人を測ることの危うさを深く掘り下げていく物語だ。読後は全ての登場人物にエールを送りたくなる。2023.02.14た行の作家本のはなし
や〜わ行の作家【読書】『ラストナイト』薬丸岳:罪を重ねる主人公の本意は…? この間図書館に行ったとき書架に薬丸さんの名前を見つけて「そういえばしばらく読んでないな」と思って借りてきた。薬丸さんの作品はデビュー作の『天使のナイフ』以来、わりとたくさん読んでいる。 少年犯罪を扱った作品が多いという印象を...2023.02.05や〜わ行の作家本のはなし
た行の作家【読書】『雨夜の星たち』寺地はるな:その時の精いっぱいが積み重なった先に、今日がある お見舞い代行業をしている主人公雨音は、他人に興味がなく人に感情移入もしないので、この仕事が向いていると思っている。「忖度はしない、やりたくないことはやらない」そんな雨音が依頼人に感謝されたり、気にしてもらったりすることで僅かに変わっていく。2023.01.30た行の作家本のはなし
は行の作家【読書】『淀川八景』藤野恵美:なんでもないけど意外と深い 藤野恵美さん、初めましてです。 失礼ながら全く存じ上げませんでした。 13年プラス2年間、大阪で暮らしていた者としては「淀川」と聞くと、無条件に読んでみたくなるものです。2023.01.23は行の作家本のはなし
本のはなしことし印象に残った本5選 いよいよ押し詰まってきましたねぃ。今年は37冊しか読まなかったけど、その中から印象に残った5作品をあげてみようと思う。 ことしの5冊 「老後とピアノ」 稲垣えみ子 稲垣さんのピアノレッスンに対する情熱に驚愕と尊敬...2022.12.30本のはなし
あ行の作家【読書】『夢も見ずに眠った。』絲山秋子:まさか泣くとは思わなかった 今年最後の1冊。今年は37冊しか読んでいない。少なかったなー。特に、やまとという新しいメンバーを迎えてからはめっきり読書時間が減ってしまった。 1冊読むのに2週間ぐらいかかるので、そうすると物語の流れも忘れてしまうのよねぃ。...2022.12.27あ行の作家本のはなし
あ行の作家【読書】『マイクロスパイ・アンサンブル』伊坂幸太郎:プライドって何なんでしょうか 猪苗代湖で2015年から開催されている音楽フェス「オハラ☆ブレイク」のために、伊坂幸太郎さんが毎年書き続けた短編「猪苗代湖の話」。会場でしか手に入らなかった7年分の連作短編が満を持して書籍化!(特設サイトより) だそうだ。本...2022.12.16あ行の作家本のはなし
さ行の作家【読書】『君が夏を走らせる』:やっと3部作を読み終えた この作品は『あと少し、もう少し』のスピンオフで、中学校時代に落ちこぼれて不良と言われていた大田君の話だ。実は、今年の初めになんの予備知識もなく『その扉をたたく音』を読んだ。そこで初めてそれが『あと少し、もう少し』のスピンオフだということを...2022.12.02さ行の作家本のはなし
あ行の作家【読書】『老後とピアノ』稲垣えみ子:ピアノ愛に感動 Max! ツイッターのTLにピアノを再開したという人のツイートがたくさん流れてきて、皆さんとっても本気で取り組んでいて感動するばかりだ。以前、稲垣えみ子さんのエッセイを読んだ時の感動を思い出したわ。 図書館本だけど、もちろんタイトル買...2022.11.24あ行の作家本のはなし趣味のはなし