さ行の作家

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【シニアの本棚】『正体』|今がええヤツならそれがすべてなんとちがうか

『正体』 染井 為人映画化されると聞いて読んでみた。物語の展開拘置所に収監されていた少年死刑囚、鏑木慶一が脱走した。彼は、18歳のときに一家3人を殺害した罪で死刑判決を受けていた。プロローグ 脱獄から1日高校3年生の酒井舞は4月から念願だっ...
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【シニアの本棚】『地面師たち』|悪は生き延びる

『地面師たち』新庄 耕先日図書館に行って、いつもは予約本を受け取るだけなんだけど、書架の間をウロウロしてて目についた作品。タカハラそういえば、Netflixで配信してるって、評判になってたよなあの、○○ハウスの事件だよねってことで、予定外だ...
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【シニアの本棚】『存在のすべてを』:2児同時誘拐事件の真相

『存在のすべてを』 塩田 武士物語の展開1991年12月11日、塾帰りの少年立花敦之が誘拐された。警察は対策本部を設置し、隣接する県警にも協力をあおぎ、多くの人員を割いて犯人逮捕に向けて動いていた。翌日身代金を持って向かう父親を追尾している...
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【シニアの本棚】『私たちの世代は』:あの数年はなんだったのだろうか

『私たちの世代は』瀬尾 まいこ今でもふと思う。あの数年はなんだったのだろうかと。不自由で息苦しかった毎日。家で過ごすことが最善だとされていたあの期間。多くの人から当たり前にあるはずのものを奪っていったであろう時代。(Amazon より)物語...
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【シニアの本棚】『ジュリーがいた 沢田研二、56年の光芒』:なぜ今沢田研二なのか

なぜ今この本を読む気になったのだろう。人気絶頂だった頃にはあまり興味はなかったし、ソロ活動を始めてからも、楽曲は自然に耳に入ってくるしテレビで見ない日はないほどでしたが、特に注目していたわけではないのです。
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【シニアの本棚】『犯人に告ぐ3』:面白いけど望んでいた結末ではなかった

『犯人に告ぐ3』 雫井脩介何度も言って恐縮ですが、最近本を読むのにとても時間がかかるようになりました。寝る前に読もうと思ってても、ベッドに入って本を広げてうつ伏せになった瞬間に寝落ちしてますから…。この本は図書館本ですけど、貸し出し延長して...
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【シニアの本棚】『クロコダイル・ティアーズ』:疑惑の沼にはまる

『クロコダイル・ティアーズ』 雫井脩介久しぶりの雫井さんです。タイトルの「クロコダイル・ティアーズ」は「嘘泣き」という意味だそうです。ワニは人間を誘き出すために嘘の涙を流すと言われているらしいです。嘘の涙を流して人間を誘き寄せ、食べちゃうっ...
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【シニアの本棚】『君が夏を走らせる』:やっと3部作を読み終えた

『あと少し、もう少し』『君が夏を走らせる』『その扉をたたく音』 瀬尾まいここの作品は『あと少し、もう少し』のスピンオフで、中学校時代に落ちこぼれて不良と言われていた大田君の話だ。実は、今年の初めになんの予備知識もなく『その扉をたたく音』を読...
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【シニアの本棚】『誰かがこの町で』:「安全で安心な町」に潜む怖さ

『誰かがこの町で』 佐野広実表紙のなんとなく怪しい雰囲気に惹かれて買った 借りた本だ。物語の展開真崎が勤める弁護士事務所に若い女性が訪ねてくる。彼女は、事務所の所長である岩田の大学の同期生の娘だと言い、両親と兄は失踪し、自分だけが捨てられて...