あ行の作家 | ページ 3

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【シニアの本棚】『君のクイズ』:クイズプレイヤーの裏側

今月、やっと1冊読み終えました。恩田さんの『鈍色幻視行』でモタモタしていたところだったのですが、図書館本なので恩田さんを中断して読みました。『君のクイズ』 小川 哲物語の展開物語は生放送のクイズ番組『Q1-グランプリ』の決勝戦の場面から始ま...
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【シニアの本棚】『金環日蝕』:なんとなくタイトルが気になったので…

『金環日蝕』阿部暁子輪郭は強烈な輝きを放っているのに、彼の中心は闇に沈み、謎めいたまま―― Amazon 紹介文よりタイトルの所以はこういうところからでしょうか。物語の展開大学で心理学を学んでいる春風は、ある日近所の高齢女性がひったくりに遭...
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【シニアの本棚】『ボタニカ』:「らんまん」モデルはとんでもない人だった

『ボタニカ』 朝井まかてNHKの朝ドラが「らんまん」と決まったのはいつごろだったでしょう。おそらく、その情報を知ってこの作品を図書館に予約したのだと思うんです。長ーい間待ってやっと手に届いた時は、なぜ予約したのかをすっかり忘れていたタカハラ...
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【シニアの本棚】『月の立つ林で』:人は再生を繰り返す

『月の立つ林で』 青山美智子以前読んだ『お探し物は図書室まで』がとても良かったので、それ以来注目している作家さんだ。『月の立つ林で』 青山美智子5人の主人公の暮らしぶりを描いた連作短編集。物語の展開誰かの朔長年看護師をしてきた朔ヶ崎怜花、4...
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【シニアの本棚】『夢も見ずに眠った。』:まさか泣くとは思わなかった

『夢も見ずに眠った。』 絲山秋子今年最後の1冊。今年は37冊しか読んでいない。少なかったなー。特に、やまとという新しいメンバーを迎えてからはめっきり読書時間が減ってしまった。1冊読むのに2週間ぐらいかかるので、そうすると物語の流れも忘れてし...
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【シニアの本棚】『マイクロスパイ・アンサンブル』:プライドって何なんでしょうか

『マイクロスパイ・アンサンブル』 伊坂幸太郎猪苗代湖で2015年から開催されている音楽フェス「オハラ☆ブレイク」のために、伊坂幸太郎さんが毎年書き続けた短編「猪苗代湖の話」。会場でしか手に入らなかった7年分の連作短編が満を持して書籍化!(特...
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【シニアの本棚】『老後とピアノ』:ピアノ愛に感動 Max!

『老後とピアノ』 稲垣えみ子ツイッターのTLにピアノを再開したという人のツイートがたくさん流れてきて、皆さんとっても本気で取り組んでいて感動するばかりだ。以前、稲垣えみ子さんのエッセイを読んだ時の感動を思い出したわ。図書館本だけど、もちろん...
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【シニアの本棚】『砂嵐に星屑』:新たな1歩を踏み出す人々

一穂ミチさん、先日「スモールワールズ」を読んで、またこの人の作品を読んでみたいと思ったので、図書館に予約していた本。テレビ局を舞台にした連作短編集で、それぞれ悩みを抱えている人々の物語だ。
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【シニアの本棚】『ペッパーズ・ゴースト』:根底に流れるニーチェの思想

『ペッパーズ・ゴースト』 伊坂幸太郎久しぶりの伊坂さん、意外にも最初の方は少し足踏みしてしまってなかなか進まなかったけど、生徒が書いた小説の登場人物が実際に現れた頃からスピードアップした。今回も時々過去作を思い起こさせるようなフレーズがあっ...
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【シニアの本棚】『天井の葦』:メディアのあり方に対する警鐘

この作品は『犯罪者』『幻夏』に続く鑓水、相馬、修司が活躍するシリーズです。実は前の2作の感想は旧ブログから移転したもので、この作品も一緒に移転したと思い込んでたんです。していなかったことに今ごろ気づきました。2年前の3月に読み終えたようだけ...
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