【読書】『マイクロスパイ・アンサンブル』伊坂幸太郎:プライドって何なんでしょうか

3.5

猪苗代湖で2015年から開催されている音楽フェス「オハラ☆ブレイク」のために、伊坂幸太郎さんが毎年書き続けた短編「猪苗代湖の話」。会場でしか手に入らなかった7年分の連作短編が満を持して書籍化!(特設サイトより)

伊坂幸太郎『マイクロスパイ・アンサンブル』特設サイト | 幻冬舎
『マイクロスパイ・アンサンブル』伊坂幸太郎

だそうだ。
本屋さんで見かけて「あら、お久しぶり」なんて思って買ってしまったのだけど、そんな成り行きとはつゆ知らず…。

作中にはTHEピーズというグループの楽曲の歌詞が出てくるんだけど、そのグループも知らないし曲も聞いたことがない。
すいません。

知ってたらもっと気分が上がったと思うけど、知らなくても普通に楽しめた。

物語は、スパイのエージェント・ハルトの弟子である僕と、付き合っていた彼女に振られた松嶋の2人の視点から描かれる。

パラレルワールドみたいな話で、ストーリー自体よりも伊坂さんの言葉には「なるほどね」と思わされることが多い。

49ページからのエージェント・ハルトと僕の会話が興味深い。

「謝って済むなら、楽なものだ。実力行使は最後の最後だ」
「謝ってばかり、というのも舐められそうです」
「舐められたって、困ることはない。大事なのは、やるべきことをやることだ」
「プライドが傷ついても、ですか」

(中略)

「プライド? そんなの、ただの言葉だろ」

一方、松嶋は会社の先輩天野となんとなく親しくなっていく。
その天野が大切にしていたのが父親がくれた起き上がり小法師だ。

父親は「人生で大変なことがあっても、たいがいのことはもとに戻るんだ。やり直せる」と言って、それをくれたという。

2人の、それぞれ独立した物語が最後に融合するという仕組みだけど、お互いに関わり合いになるわけではない。

全く関係ない2つの話、そこには「プライド」が共通して流れているような気がする。

松嶋の会社の、謝ってばかりで誇りなど微塵も持ち合わせていないように見える門倉課長。
この門倉課長が意外とカッコいいのよねぃ。

ストーリーに入り込むというより、登場人物たちにほっこりしたという感じかな。

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