あ行の作家 【シニアの本棚】『君のクイズ』:クイズプレイヤーの裏側 今月、やっと1冊読み終えました。恩田さんの『鈍色幻視行』でモタモタしていたところだったのですが、図書館本なので恩田さんを中断して読みました。 『君のクイズ』 小川 哲 物語の展開 物語は生放送のクイズ番組『Q1-グランプリ』の決勝戦の場面か... 2023.07.28 あ行の作家本のはなし
あ行の作家 【シニアの本棚】『金環日蝕』:なんとなくタイトルが気になったので… 『金環日蝕』阿部暁子 輪郭は強烈な輝きを放っているのに、彼の中心は闇に沈み、謎めいたまま―― Amazon 紹介文より タイトルの所以はこういうところからでしょうか。 物語の展開 大学で心理学を学んでいる春風は、ある日近所の高齢女性がひった... 2023.06.14 あ行の作家本のはなし
あ行の作家 【シニアの本棚】『ボタニカ』:「らんまん」モデルはとんでもない人だった 『ボタニカ』 朝井まかて NHKの朝ドラが「らんまん」と決まったのはいつごろだったでしょう。おそらく、その情報を知ってこの作品を図書館に予約したのだと思うんです。 長ーい間待ってやっと手に届いた時は、なぜ予約したのかをすっかり忘れていたタカ... 2023.06.06 あ行の作家本のはなし
さ行の作家 【シニアの本棚】『犯人に告ぐ3』:面白いけど望んでいた結末ではなかった 『犯人に告ぐ3』 雫井脩介 何度も言って恐縮ですが、最近本を読むのにとても時間がかかるようになりました。寝る前に読もうと思ってても、ベッドに入って本を広げてうつ伏せになった瞬間に寝落ちしてますから…。 この本は図書館本ですけど、貸し出し延長... 2023.05.23 さ行の作家本のはなし
さ行の作家 【シニアの本棚】『クロコダイル・ティアーズ』:疑惑の沼にはまる 『クロコダイル・ティアーズ』 雫井脩介 久しぶりの雫井さんです。タイトルの「クロコダイル・ティアーズ」は「嘘泣き」という意味だそうです。 ワニは人間を誘き出すために嘘の涙を流すと言われているらしいです。嘘の涙を流して人間を誘き寄せ、食べちゃ... 2023.04.26 さ行の作家本のはなし
は行の作家 【シニアの本棚】『ある男』:愛に過去は必要なのか 『ある男』 平野啓一郎 平野啓一郎さんは『マチネの終わりに』を読みました。出版された時にタイトルが刺さったんですが、恋愛もののようだったので回避したんです。それなのに、なぜ読んだのだろう…。 映画化されましたよね。石田ゆり子さんと福山雅治さ... 2023.04.10 は行の作家本のはなし
は行の作家 【シニアの本棚】『クスノキの番人』:何と言っていいやら… 『クスノキの番人』 東野圭吾 特にファンというわけではないけど、昔から「東野圭吾にハズレなし」と思っているタカハラ。とはいえ、10年ぐらい前からはちょいちょい「やっつけで書いたのか」と思うこともあるのは事実だ。 図書館本だけど、予約した理由... 2023.03.31 は行の作家本のはなし
あ行の作家 【シニアの本棚】『月の立つ林で』:人は再生を繰り返す 『月の立つ林で』 青山美智子 以前読んだ『お探し物は図書室まで』がとても良かったので、それ以来注目している作家さんだ。 『月の立つ林で』 青山美智子 5人の主人公の暮らしぶりを描いた連作短編集。 物語の展開 誰かの朔長年看護師をしてきた朔ヶ... 2023.03.16 あ行の作家本のはなし
た行の作家 【シニアの本棚】『川のほとりに立つ者は』:「普通」で測ることの危うさ 2023年本屋大賞にもノミネートされている作品。寺地はるなさんは今一番気になっている作家さんだ。若きカフェの店長原田清瀬を通して「自分にとっての普通」で人を測ることの危うさを深く掘り下げていく物語だ。読後は全ての登場人物にエールを送りたくなる。 2023.02.14 た行の作家本のはなし
や〜わ行の作家 【シニアの本棚】『ラストナイト』:罪を重ねる主人公の本意は…? 『ラストナイト』 薬丸岳 この間図書館に行ったとき書架に薬丸さんの名前を見つけて「そういえばしばらく読んでないな」と思って借りてきた。薬丸さんの作品はデビュー作の『天使のナイフ』以来、わりとたくさん読んでいる。 少年犯罪を扱った作品が多いと... 2023.02.05 や〜わ行の作家本のはなし