
『成瀬は信じた道をいく』 宮島 未奈
シリーズ2作目。
大学受験を経て学生生活を送る成瀬と彼女に関わる人々が描かれる。
内容紹介
成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生……。個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!? 読み応え、ますますパワーアップの全5篇!
- ときめきっ子タイム
成瀬に憧れるときめき小学校4年生のみらいは、総合学習の時間に「ゼゼカラ」について調べて発表することになる。 - 成瀬慶彦の憂鬱
成瀬あかりの父親。
あかりの大学受験に付き添っていく。
慶彦はあかりが大学生になったら京都で一人暮らしをするつもりだと思い込み…。 - やめたいクレーマー
近所のスーパーの「お客様の声」にしょっちゅうクレームを投函している主婦言実(ことみ)。
彼女はそこでアルバイトをしている成瀬に出会い、万引き犯を捕まえるのに協力してほしいと頼まれるのだが…。 - コンビーフはうまい
びわ湖大津観光大使に選ばれた成瀬は、観光大使になるべく育てられた篠原かれんと共に大津市をアピールするため任務に当たる。 - 探さないでください
東京に引っ越した成瀬の相方、島崎が大晦日にサプライズで成瀬の家を訪れるのだが、成瀬は「探さないでください」という書き置きを残して行方不明になっていた。
読み終えて
人に影響を与えようとか意地悪しようとか、そういう思いは全くなく、ただただブレずに信じた道をいく成瀬。
かといって頑ななわけではなく、自分とは違う人の意見や思いも素直に受け入れ認める子だ。
彼女と関わった人たちは、そんな成瀬の言動によって何かに気づかされ、自分の生き方や考え方がはっきり見えてくるようだ。
今作では成瀬の両親も結構登場していて、お父さんはわりとジタバタするけど、お母さんが泰然自若としてあまり動じないタイプらしい。
親の立場としては、どうしたらああいう子が出来上がるのだろうと思う部分もあるけど、フィクションだものね。
にしても、あかりちゃんが幼稚園、小学校の頃は枠にはまらない感じで、ご苦労もあったのではないかと、ヘンな想像もしてしまう。
完結編も早く読みたいけど、図書館では589人待ち!
順番が回ってくるのはいつのことやら…。
自腹で買うか…。
3部作の最後だけ買うというのも、なんとなく自分の主義に反する気がして。
リンク
リンク

