伊根の舟屋めぐり
ケーブル下からバスに乗り、伊根日出桟橋まで約20分。
バスを降りて道を渡れば遊覧船の乗り場だ。
待ち時間もなく、また流されるように船に乗り込んだ。
カモメが船の周りを飛び交っている。
かっぱえびせんを持って乗っている人が多く、カモメたちは人が持っているえびせんを上手に取っていく。
夥しい数のカモメがずーっと船をついてくる。
すぐそばまで近づいて、あまりに上手にえびせんを取っていくので、その光景に見入ってしまい、危うく目的の舟屋見物を忘れるところだったよ。



船の上でも全く寒さを感じない暖かい日で、青い空と海に囲まれて25分間の舟屋めぐりを終えた。
さて、お腹も空いたことだしランチ、ランチ。
カフェを探して歩く、歩く
娘が行きたいカフェがあるというので、そこを目指して歩く。
わたしは全く関知していないので、どこにあるのか、どれくらい歩くのかもわからず、ただ娘についていくのみだ。
まだか。
まだか。
あとどれくらい?
遠いじゃないか
と、口には出さずひたすら歩く。
伊根湾をぐるっと回ったのではないだろうか。
やっと辿り着くと、その店だけ行列ができていた。
きっと、みなさんスマホなどで調べて来るんだろうね。
口コミ評価の高い所に集中するのだろう。
窓からは伊根湾が一望できる。

メニューはやはり海の幸だ。
ハワイアンな海鮮丼をいただいた。

お店を出て、途中舟屋の中に入らせてもらったりしながらのんびりバス停まで歩く。

無事バス停に着き、そこからまたケーブル下まで戻って、今度は観光船で海から天橋立を眺めつつ天橋立駅まで帰ることにした。
フリーパスを目一杯使い倒そうという魂胆だ。

旅を終えて
天橋立駅発16:53、京都丹後鉄道特急たんごリレーで福知山まで。
この特急列車の料金(乗車券と自由席特急券)もフリーパスに含まれているのがとても有り難い。
予定では福知山駅でお弁当を買うつもりだったのだけど、売ってなかったのか見つけられなかったのか、コンビニでテキトーにサンドイッチなどを買って特急こうのとりに乗った。
チケットを買うときに路線を全く把握せず、「福知山から新大阪」まで買ったのだけど、三田〜宝塚を通る路線だったので、娘とは大阪で別れた。
元々は京都丹後鉄道宮津線で由良川橋梁を渡る電車の写真を見て、ぜひ乗りたいと思ったのだ。
それなら、天橋立に行ったことがないからそこまで行ってみようと。
でも、実際電車に乗ってしまうと橋梁を渡る姿が見られるわけではないのでね。
旅が終わってみると、やはり天橋立や舟屋の風景が印象深く残っている。
予期せぬ惨事もあって、その時は「6時半でバスがないってどーゆーこと?」と半ギレしたけれども、そんなことは一瞬の小さなことだった。
行きたかった所に行き尽くしたという満足感。
まさにフリーパスを目一杯使って海の京都を満喫したというカンジだ。
楽しい旅だった。


