琵琶湖疏水を歩く
翌日、大津の三井寺から京都の山科まで疏水船に乗る予定でしたが、出発直前に例の流行病の波が高まってきたということで全便運行休止になりました。
なので、電車で山科まで行き、そこから歩いたり、また電車に乗ったりしながら蹴上を経て南禅寺の水路閣まで行くことに…。
第1トンネル
琵琶湖を眺めながら、なぎさ公園のカフェで朝食を取ったあと、京阪電車で三井寺駅に向かいます。
ここは疏水船のスタート地点で、疏水の第1トンネルがあるところなので、スルーするわけにいきません。
アーチ型フェチのタカハラとしては、このトンネルを1号から3号まで、それぞれ東口と西口を全部制覇する勢いでスタートしました。
まず第1トンネル東口の写真を撮ってから三井寺(園城寺)に向かいます。
三井寺から望む琵琶湖
弁慶が比叡山まで引き摺って行ったという鐘
そして早々と第1トンネルの西口を見るのは諦めて、また一旦浜大津駅に戻ります。
時間的な問題もあったんだけど、とにかく近江牛を食べたかったの。
もちろん高級レストランには行けないので、リーズナブルなお店でステーキランチをいただきました。
柔らかくて美味しかった〜。
そしてまた京阪電車で山科駅まで行き、南禅寺から山科まで戻ってくるつもりなので、荷物をコインロッカーに入れて、第2号トンネル目指して疏水のほとりを歩きます。
第2トンネル
山科駅から第2トンネルまで、ただただひたすら歩きます。
桜が咲く時期にはこんな風景だったらしいんだけど、GWの頃だったので菜の花もなく、葉っぱだけになった桜を見ながら黙々と歩きました。
やっと辿り着いた第2トンネル東口。
第2トンネル西口
それぞれトンネルの形や装飾、扁額が違うのが非常に興味深いです。
扁額についての説明はこちらをどうぞ。 ↓
日本最古の鉄筋コンクリートの橋というのも見たよ。
第3トンネル
トンネル上部の装飾が趣があって素敵。
いっそのこと蹴上まで歩こうかとも思ったけど、時間的にも体力的にも無理みたいなので、御陵(みささぎ)駅からまた電車に乗りました。
第3トンネル西口は見られず。
そして、いよいよ念願だった蹴上インクラインに向かいます。
蹴上インクライン
蹴上駅で降りて地上に出たら、すぐにねじりまんぽ。
まんぽとはトンネルという意味だそうです。
インクラインの線路の下にあるので、強度を高めるため、中のレンガがらせん状に組まれているそうです。
それを抜けるとすぐにインクライン。
何年か前に写真を見て、絶対に行きたいと思ってた所です。
桜が咲いてる季節ならサイコーだったんでしょうねぃ。
銀閣寺から南禅寺まで、哲学の道は何度か歩いたけど、なんでここまで来なかったんだろう。
まぁ、その頃は存在を知らなかったんだけど…。
もったいないことをしました。
いつものことだけど、ちょっと時間が押し気味なので水路閣を目指して急ぎます。
南禅寺水路閣
三門。
圧倒的な大きさだわ。
楼上に上ると自然に「絶景かな、絶景かな」って言葉が出てくるのかもですね。
そして、水路閣に到着。
萌え〜〜。
アーチフェチにとってはたまらない。
なにしろ新幹線は新大阪からおとなびこだまの格安チケットなので、乗り遅れるわけにいかず、少し焦り気味でまた山科駅に戻りました。
山科駅のスタバでちょっとまったりして、新大阪へ向かいます。
旅を終えて
全く余談だけど、JR大津駅って山科の次(上り線の場合)なんですね。
昔一時期枚方市に住んでた時、山科まで通勤してたんですよ。
滋賀県のすぐ手前までも行ってたなんて全然意識してなかった。
ただひたすら働かなくっちゃと思って、片道1時間半ぐらいかけて通勤してたんだわ。
しかも三条京阪から地下鉄東西線に乗り換えて、蹴上も通ってたのに、その蹴上駅のすぐそばに、あんなに行きたかったインクラインがあったなんて全く知りませんでした。
興味もなかったし、興味もつ余裕もなかった。
そう考えると、今はちょっとだけ余裕ができたのかなーなんて思うのです。
そして、あんまり遠くには行ってないけど、この5、6年のうちに旅した場所すべてがとても深く心に残っています。
人生残り少ないと思うと、無意識に「焼き付けておかなくちゃ」というような脳のシステムが働くのでしょうか。
こうしてアウトプットするのも、記憶に留めるためにはいいのかもしれませんよね。
長々とお付き合いくださり、ありがとうございました。
とーっても素敵な場所でした。
もし機会があれば是非!と、オススメしたいです。
♫ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今日も最後までお付き合いくださってありがとうございます。
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