
booklog によると、今年は今日までに35冊読んだようだ。
ほとんどが図書館本で、図書館本も期限切れで読み終わらずに返すことも多くなってしまったのだけど。
しかも読んでも読んでも忘れてることが多いし。
それでも読まずにはいられないわけで。
今年読んだ本で、★★★★以上の作品の中から印象に残ったものを挙げてみる。
・朝倉かすみさん『よむよむかたる』
5作品の中ではこれが一番好きだった。
先輩方の生き方とか死生観みたいなのが心に沁みた。

【シニアの本棚】『よむよむかたる』|死ぬまで生きなきゃならない
『よむよむかたる』 朝倉 かすみ物語の展開喫茶シトロンで月に1回開催されている読書会。シトロンのオーナーが結婚して引っ越すことになり、彼女の甥である安田がその店を引き継ぐことになった。安田は作家として...
・阿部暁子さん『カフネ』
「本屋大賞」や「あの本読みました大賞」に輝いた作品。
正直、今現在はそれほど感動した記憶が残ってなくて「ずっとウルウルしながら読んだ」という自分の感想を見て「ああ、そういえばそうだったかも…」と思い出した。

【シニアの本棚】『カフネ』|なぜだか涙が染み出してくる
『カフネ』 阿部 暁子「カフネ」とはポルトガル語で「愛する人の髪にそっと指をとおすしぐさ」だそうだ。「頭をなでて眠りにつかせるおだやかな動作」という意味もあるらしいけど、そっちの方がしっくりくるかな。...
・辻堂ゆめさん『今日未明』
新聞記事に取り上げられる事件の裏側にあるそれぞれの事情が深くて怖い。

【読書】『今日未明』|事件の背景に潜む真実
『今日未明』 辻堂 ゆめ概要新聞の片隅に載っている小さな記事。その事件の背後にある真相を浮き彫りにした5つの物語。夕焼け空と三輪車■自宅で血を流した男性死亡 別居の息子を逮捕引きこもりの正之は40歳だ...
・池井戸潤さん『俺たちの箱根駅伝』
単なるスポ根ものではなく、箱根駅伝に関わるいろんな立場の人々の視点から描かれていて興味深かった。

【シニアの本棚】『俺たちの箱根駅伝』|やっぱり泣ける
今日は七十二候では「鴻雁北」 こうがん かえる5日前は「玄鳥至」 つばめ きたる燕がやってきて、雁は北へ帰る季節こういうことに趣を感じる年頃だろうか。『俺たちの箱根駅伝』上・下を読み終えた。『俺たちの...
・中島京子さん「坂の中のまち」
正直詳しいことは覚えていないんだけど、自分の感想を読み返して「あぁ、そうか。おもしろかったんだ…」という程度で。
ただ、「月がきれいですね」だけが強烈に印象に残っていて、ほのぼのしたことだけは覚えている。

【シニアの本棚】『坂の中のまち』|仕掛けがたくさんあって本好きにはたまらない
前回予約本が3冊届いていて、最近なかなか読み進まないことが多いので2週間で全部読めるかなと思ってたけど、ちゃんと全部読み終えて返却できたわ。3冊ともいい出会いだった。『坂の中のまち』 中島 京子物語の...
年とともに自分の感度が鈍くなってきているような気がして、なかなか文句なしに星5つという作品に出会えないのよねぃ。
宮部みゆきさんの『火車』とか伊坂幸太郎さんの『重力ピエロ』を読み終えた時の、あの感覚は今でも忘れられないなー。

