【シニアの本棚】『キミコのよろよろ養生日記』|著者は大変なのに、笑える
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【シニアの本棚】『キミコのよろよろ養生日記』|著者は大変なのに、笑える

北大路公子さんのエッセイを初めて読んだのは何年前だっただろうか。
タイトルも忘れてしまったし、初めて読んだエッセイの中に書かれていたのかどうかも定かではないが、とにかく強烈に印象に残っているのは「走れハロウィン」だ。

調べてみると『流されるにもホドがある』というエッセイの中の1編だったようだ。
わたしはいまだにハロウィンに馴染めないのだけど、日本に根付きつつあったハロウィンについてとても面白く書いてあって、たぶんすごく共感を覚えたのだと思う。

それ以来当時やってたTwitterでフォローして、彼女のツイートも興味深く読んでいた。
なんとなくだる〜んとした感じが好きで「わかる、わかる」と親しみを感じていたのよ。

その後ガンが見つかったとか、お母さんが亡くなったというツイートを見て気になったけど、わたしはTwitter(X)から離脱したので疎遠になっていた。

今作は、彼女が手術後に抗がん剤治療を受け、すっかり落ちてしまった体力を回復するためリハビリに励む姿が描かれている。

ご本人にとってはとてもしんどくて辛いことだったと思うけど、笑える。

福寿草 今年は遅かったね

例えば妹に誘われて行ったジムの無料体験。
トレーニングの内容よりスタッフのテンションの高さと強引な入会勧誘に困惑する様子が面白い。

友人から同じような体験談を聞いたことがあったので「もしかしてカー⚪︎ス?」なんて思いながら読んだわ。

あとMRI検査。
2回ほど受けたことがあるけど、わたしはあの空間はあまり苦にならないのよ。

キミコさんは狭い所が苦手なようで
「胡瓜ですか!私はチクワに詰められる胡瓜ですか!」と混乱すると。

なるほど〜〜。
チクワに詰められる胡瓜って…、爆笑させてもらったわ。

そして術後2年の検査を無事クリアされたらしい。
病気後の日々はずっと続くけれど、元気で、これからも楽しいエッセイを読ませていただきたい。

♫〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今日も最後までお付き合いくださってありがとうございます ^_^
どうかステキな1日を! 

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