書店さんにも作家さんにも申し訳ないけど、本はほとんど図書館で借りている。
期間は2週間。
以前は3、4冊借りても余裕で読んでいたけど、最近は2冊が限界だ。
自分では3冊以上借りようという意識はなくても予約本が届いてることがあるので、仕方なく借りて帰ることになるのよ。
延長できない場合は読まずに返すしかない。
そういうことが多くなったわー。
読まないで返すというより読めないで返す。
しかも読み終えても心が動くことが少なくなったような…。
今回もそんなカンジ。
2週間前に3冊届いて借りて帰ったんだけど、読み終えたのは、なんと1冊のみだ。

『ミナミの春』 遠田 潤子
遠田潤子さん、初めまして。
内容紹介
実や読み終えてから1週間近く経っていて、例によってほぼ忘れかけてる状況なのでAmazonさんのお力をお借りしようと…。
売れない芸人を続ける娘、夫の隠し子疑惑が発覚した妻、父と血のつながらない高校生……
大阪・ミナミを舞台に、人の「あたたかさ」を照らす群像劇。
◎松虫通のファミリア
「ピアニストになってほしい」亡妻の願いをかなえるために英才教育を施した娘のハルミは、漫才師になると言って出ていった。1995年、阪神淡路大震災で娘を亡くした吾郎は、5歳になる孫の存在を「元相方」から知らされる。
◎ミナミの春、万国の春
元相方のハルミが憧れた漫才師はただ一組、「カサブランカ」。ハルミ亡き後も追い続けたが、後ろ姿は遠く、ヒデヨシは漫才師を辞めた。2025年、万博の春に結婚を決めたハルミの娘のため、ヒデヨシは「カサブランカ」に会いに行く。
(他、計6篇)
読み終えて
物語を通じて流れているのは漫才コンビ「カサブランカ」のチョーコの存在だ。
登場人物がリンクしている短編連作集という感じで、親子だったり友人だったり、いろいろな人間関係が描かれている。
大阪に13年間住んでいたのでミナミの雰囲気もわかるし、そごうの隣に大丸があったと言われると「そうそう」と思い出す。
初めて行った時には心斎橋筋の混雑に驚愕したものだ。
わたしが住んでいた所からは天王寺の方が近かったのだけど、梅田の阪急百貨店に行くことが多かったなー。
なんて、30年ぐらい前のことを思い出しながら読み進んだ。
ただ、正直あまり入り込めなかったのよねぃ。
どうもわたしは情景描写が少ない小説が苦手なような気がする。
あと、最近思うのは受け入れ側の感受性が劣化しているのではないかということ。
心を動かされるスイッチが錆びついてるのではないか。
これも老化?
だとしたら歳をとるのは寂しいことだなと。
とはいえ読むのはやめられないけどね。
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今日も最後までお付き合いくださってありがとうございます ^_^
どうかステキな1日を!