父の祥月命日:もうちょっと話をしておけばよかったかな
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父の祥月命日:もうちょっと話をしておけばよかったかな

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父が亡くなって丸7年が過ぎました。
親に対して好きとか嫌いとかいう感情はないけど、ただ難しい人だった、怖かったという思いはあります。
「ちゃぶ台返し」とか、わりと普通にありましたから。

ひとりっ子のわたしをとても大切に思ってくれていたことは伝わってきたんですけど…。

いつ何時、どういう理由で怒り出すかわからないという感覚で、父が家にいるときは常にビクビクしてた記憶があります。
なので自然とあまり口をきかなくなりました。

父は精神的にも物理的にも遊びのない人で、職場と家の往復のみ。
お酒も飲まないし、外食もしない。

定年退職してからは庭づくりに励んでました。
真面目ですから、几帳面ですから、わたしみたいなほったらかしガーデニングなどではなく、ガチです。

植え替え、切り戻し、施肥、土づくりまで、「花は裏切らない」と言って一生懸命世話をしてました。

その頃のわたしは「父が一生懸命になっていることに興味はないわ」みたいな気持ちだったので、庭仕事について聞いたこともなかったです。

毎年この景色を見ると、なんとなくホッとします

厳格な人で、自分にも人にも厳しかったから、ホヨホヨしたわたしの子どもたちともあんまりうまくいかなかったんですよね。
途中から同居したということもあるのか、男たちは父が望む「良い子」ではなかったので。

そういうところでも、微妙な確執というか、わだかまりみたいなのがあって、ほとんど会話はなかったんです。

今、父がやっていたようには全くできないけど、父が遺した植物たちをとりあえず枯らさないようにとは思ってます。

「咲いた花をすぐ切らないで」、「草取りはしなくていい」という私に、母は「お父さんとおんなじ」と言ってます。

父の考えを引き継いでるわけでもないのに。
そもそも父の考えを聞いたこともないのに。

花たちを見ながら、もうちょっと話をしとけばよかったかなーと思ったりします。
「芍薬が咲かないんだけど、なんでだろう」って聞いたら、嬉しそうに得々と語ってくれたかな…なんて。

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