【シニアの本棚】『木曜日にはココアを』:優しさでつながる輪
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【シニアの本棚】『木曜日にはココアを』:優しさでつながる輪

3.5
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昨日のスーパーブルームーン、あなたがお住まいの地域では見られましたか?
タカハラ地方は朝から雨が降ったり止んだりで無理かなと思ってたんだけど、夜には雲も薄くなり、はっきりと見ることができました。

写真はイマイチはっきりとしてないけど… (^ ^;

せっかくなのでお財布を空っぽにして、普通の日々がおくれていることに感謝しつつ、これからも普通に、なんにもない毎日がおくれますようにと、フリフリしておきました。

『木曜日にはココアを』青山 美智子

物語の展開

日常の12の小さなエピソードから成る短編連作集です。

  1. 木曜日にはココアを
  2. きまじめな卵焼き
  3. のびゆくわれら
  4. 聖者の直進
  5. めぐりあい
  6. 半世紀ロマンス
  7. カウントダウン
  8. ラルフさんの一番良き日
  9. 帰ってきた魔女
  10. あなたに出会わなければ
  11. トリコロールの約束
  12. 恋文

それぞれのエピソードに出てくる人々が追いかけっこのようにリンクしていて、読んでると「あ、この人たちの娘さんて、あのお店の人か」なんて気づきます。

大きな事件は起きない、悪い人は出てこない、柔らかく優しい物語です。

読み終えて

青山美智子さんの作品にはいつもふんわりと癒されます。
この12のエピソードも、優しさが繋がっていて誰かが誰かの言葉で救われる、そんなお話でした。

読んだ瞬間に忘れてしまうタカハラ。
「あれ、この人どこかで出てきたよね」と何度もページを戻ったり、頭の中でぼんやりした記憶を呼び起こしたりしながら読みました。

って、前回もそんなこと言ったような…。
いつも彼女の作品を読むたびに同じこと言ってる自分がいて萎えます。

今作最後の「恋文」は最初に繋がって微笑ましく、ほのぼのと薄ピンク色の気持ちになりました。

♫ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今日も最後までお付き合いくださってありがとうございます。
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