もともとわたしはあんぱんが好きではない。
餡子が苦手なのだ。
あんぱんもたい焼きも、饅頭も。
もちろん、人が好意でくださったものは、大人なので有り難くいただくけども。
「このたい焼き、餡子が尻尾まで詰まってて美味しいよ」と言われても、内心は餡子を3分の一ぐらいまでに減らして食べたいくらいだ。
自分で買って食べることはない。
と、そういう話ではなくて朝ドラの『あんぱん』の話。
ここに来て、あと2ヶ月だけど、ついに離脱か。
初めの頃はあんなに楽しみだったのに、なんでこうなってしまったのか。

振り返ると、のぶが教師になった頃からだ。
「逆転しない正義」を謳っているので、戦争で正義が逆転した教師の葛藤を描くためにのぶを教師にしたのだと思って見ていたのに。
どこがどう間違っていたと思うのか、どういう葛藤があったのか、さっぱりわからないまま教師を辞めてしまった。
それでも1ヶ月前までは、まだ期待していたのよ。

突っ込みたいところはたくさんある。
空襲でも地震でもびくともしないのぶの家とか。
あの家の名義はどうなってるんだろうかとか。
あんなに東京に行きたいと家出してきたメイコのこととか。
戦争が終わって1年ほどなのに、みなさん(子ども以外)小綺麗な格好してらっしゃるとか。
朝田の家とかくらばあのことは心配ではないのかとか。
いろんなことを思いっきり端折ってるけど、いいのか。
そこは視聴者が想像して、いいように解釈してねということなのか。
いろいろ言い出したら止まらなくなりそうなので、このへんにしとくけど。
特に最近は実際にあった出来事を点置きしてるだけで、気持ちの推移が全くわからん。
状況もセリフで説明するだけだし。
その回だけ見て「大変だね」「よかったね」と言えばいいのか、そういうドラマなのか。
何もかもが不思議なことばかり。
今日も朝から何を見せられてるんだって気になったよ。
1ミリも面白くない。
あと2ヶ月でやなせたかしさんのあれやこれやをポツンポツンと点置きしながら深掘りせず、駆け足でゴールまで行くんだろうなという気しかしない。
このドラマはやなせたかしさんではなく暢さんを描くドラマということなんだから見方を変えるべきなのか。
にしても、こんな描き方されたら実際のお二人が気の毒だよ。
やなせさんがただの「たっすいがー」だけの人になってる。
もはやドラマを見るより、その後でドラマっ子AKIちゃんの辛辣なレビューを見るほうが楽しみになってきたわ。

そのために、やっぱり離脱せず最後まで見届けようかな。
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今日も最後までお付き合いくださってありがとうございます ^_^
どうかステキな1日を!