
ワンコの散歩コース、毎年春になるとまず白梅が咲き、それが散り始める頃スモモが咲く。
スモモの花を初めて見た時には、真っ白で可憐で感動した。
梅ではなさそうだけど何の花だろうと。
現役で仕事してた頃は家と駅の往復で近所をゆっくり歩くこともなかった。
退職してから駅とは逆方向へ散歩してみたら、たくさんの初めて見る景色に出会えた。
スモモもその一つだし、桜はもちろん、リンゴの花や桃の花も咲いているのを知った。
ヤブガラシやヘクソカズラにも出会ったし。
足元には水仙、スノーフレーク、あやめなどが次々と咲くのを楽しみにして歩いたものだ。
昨日の朝もワンコと一緒にスモモやシマトネリコ、シャリンバイなどの樹木を見ながら歩いてきた。
それが、夜の散歩時には全部切り倒されていたのだ。
突然のことに目を疑ったよ。
ビックリだ。
冬が終わってちょっとずつ日差しが戻ってきて、枯葉色だった田んぼの周りに緑が現れる頃「もうそろそろかな」と、蕾を探しながら散歩してたのに。
夏が過ぎると夕方にはツクツクボウシの鳴き声が聞こえたりして、暑い中でも「もうすぐ夏も終わるのかな」なんてホッとしたりしていたのに。
ショックだ。
なんという喪失感。
なぜこんなことに?
と思うけど、その土地の持ち主がおられるのでね。
そういえば、今年はスモモの花が小さくて、花数も少ないなと思っていた。
木自体が弱っていたのかもしれない。

土地の持ち主が管理しきれなくなったのかもしれない。
何かしらの事情があるんだろうね。
毎年その季節が来るたびに「今年も会えてよかった」とか「あと何回この景色を見られるかな」なんて考えてたけど、それは自分が基準であって、景色自体がなくなるとは思ってなかったよ。
諸行無常だ。
初めての出会いから6年間、毎年写真は撮ってたのでね。
記憶と記録は残っている。
今朝の散歩時には、切り倒された木々の葉はすっかり茶色に枯れていた。
そんなにすぐに枯れるんだ…。
やっぱり寂しいなー。

