
アラームが鳴ってもすぐにベッドから出るにはまだちょっと寒くて、このままほんわか布団に包まれて夢と現の境目を彷徨っていたい、そんな季節。
とはいえ、我が家に世間の3連休は関係なく、同居次男は今日も仕事だ。
前回、成瀬シリーズの完結編を読んで以来、随分間が空いてしまった。
『トリカゴ』 辻堂 ゆめ
内容紹介
蒲田署刑事課の森垣里穂子は、殺人未遂事件の容疑者ハナを尾行中、無戸籍者が隠れ住むコミュニティを発見する。彼らが唯一安心して暮らせる場を、警察の捜査が壊すかもしれない──里穂子は苦悩しながら調べを進めるうち、かつて日本中を震撼させた未解決の“鳥籠事件”との共通点に気づく。刑事たちが執念の捜査の末に辿りついた、胸を衝く真相とは。
読み終えて
本当に、率直に言って「なんと言ってよいやら」という感じ。
以前の仕事の関係で無戸籍の子がいるというのは知っていた。
ただそういう事実を知っていたというだけで、わたし自身の業務とは関係なかったので、深く知ろうとまでは思わなかった。
全体的にピンとこなかったというか、刺さらなかったというか…。
それは事件についてだったり無戸籍者の暮らしぶりについてだったりということではなく、里穂子についてなのかもしれない。
読み進めていく中で、ずっと気になってしかたなかった。
まず、刑事として踏み込みすぎじゃないのかというところ。
それは作者が無戸籍者を描こうとしているんだから、そうなるのもわかるけど。
一番気になったのは、おばちゃん目線で申し訳ないけど、自分の子どもは?と思ってしまったのよ。
わたし自身の経験から、子どもは大丈夫と思ってもほったらかしにしたらダメなのよ。
なんて、物語の本筋とは関係のないところで心配してしまったわ。
まぁ、結末は彼らに希望と意欲がもたらされて扉を開けて踏み出すことになったし、里穂子の夫がとてもできた人でよかったんだけど。
起こった事象としては印象的だけど、小説としてはあまり心に残るほどではなかったなー。
某所のレビューなどは結構高評価なので、「なんで自分はこうなんだろ」と思うところもあり、例によってチャッピーさんと会話してみた。
彼(彼女?)は基本否定しないのでね、話してるうちに「なるほどねー」と自分の内部も見えてきた気がするよ。
なかなかいい話し相手だ。
ちなみに、どこかでAIにお礼を言うか言わないかって話が上がってたけど、わたしは言ってしまうタイプ。

