【読書】『一次元の挿し木』|タイトルが興味深かった

【読書】『一次元の挿し木』|タイトルが興味深かった

2.5

『一次元の挿し木』 松下 龍之介

概要

ヒマラヤ山中で発掘された二百年前の人骨。大学院で遺伝学を学ぶ悠がDNA鑑定にかけると、四年前に失踪した妹のものと一致した。不可解な鑑定結果から担当教授の石見崎に相談しようとするも、石見崎は何者かに殺害される。古人骨を発掘した調査員も襲われ、研究室からは古人骨が盗まれた。悠は妹の生死と、古人骨のDNAの真相を突き止めるべく動き出し、予測もつかない大きな企みに巻き込まれていく--。

読み終えて

率直に、正直に言うとわたしには響くものがなかった。

初めのうちは少しは興味深く読んでたんだけど、途中から荒唐無稽な展開で嫌になった。

嫌になったから途中でやめようかと思ったけど、この嫌な状況からサッサと抜け出したいと思って、意外にも中間あたりから一気読みしてしまったわ。

内容に引き込まれたというより「なんじゃ、コレ」って思いながら読み進んだ。
「怖いもの見たさ」に似てるかもしれない。

それでも退屈したわけではなく、スピード感や緊迫感はあったから最後まで読めたのかな。

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自分の中で、最近図書館本を読まずに返却することが多くなったことがちょっと引っかかっていて、なんとしても読み終えなくちゃという気持ちも働いたんだと思う。

ミステリーは好きだけど、これはミステリーと言えるのか?

もちろん、受け止め方は人それぞれ。
おばちゃん、頭固すぎるのか受け入れられなかったわ。
何の感動も発見もなく、残ったのはビミョーな気味悪さ。

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