
今日は年に1回の町内一斉掃除の日。
わたしは今年もひとり暮らしの後期高齢者のお宅の周りを掃除する係だ。

年に1回の掃除だけど、1年間ずっと放置で草ボウボウになってる家もある。
意外とそういうのは高齢者のお宅ではなく、わたしよりずっと若いご夫婦のお宅だったりする。
エノコログサとかセイタカアワダチソウが伸び放題で、人ごとながら「アレ、どうするんだろ」と思うほど。
それでも、みなさん当日までには綺麗にされている。
高齢で自分でできないという人は、個人的に知り合いに頼んだり、子どもさんに来てもらってやってもらってたりするようだ。
今日の側溝担当はわたしと、息子の同級生のお母さん。
高齢の方の家には草も生えてないし枯葉もほとんどなかった。
ただ、絶対元気そうな4人家族のお宅が何もしていない状態。
側溝を覆っている鉄格子みたいなのの間から草がビヨンビヨンはみ出している。
2人で「ここ、どうする?」と。
「自分の家の前は自分でやる」という決まりになってるよね。
高齢者のお宅でもないし、体調悪いにしてもご夫婦のどちらか、または大学生ぐらいの子どもさんもおられるはずなのに…。
しかも前日までにやっておくことになってるし。
と思いつつ、結局2人で掃除しておいた。
あの鉄格子みたいなのが重いのよ。
わたしももう1人も歴とした高齢者だ。
「なんかおかしいよね。わたしたちがするのは、なんか違うよね」と言いながら。
知らないのだろうか。
いや、ちゃんと回覧板が回っている。
見てないのか。
忘れてるのか。
一斉掃除自体に出てきてないよね。
何か突発的なことが起こった?
にしても前日までにやっておくことになってるのに(2度目)。
町内全体の美化を考えたら、なんだかんだ言わずにわたしたちで綺麗にすればいいんだけどね。
なんとなくモヤモヤしながら掃除を終えたのだった。
