いつだったか、たまたま「チコちゃんに叱られる」を見てたら、アメリカ雑草学会による雑草の定義が紹介されていました。
雑草とは、望まれないところに生えているすべての草。
経済的損失、または生態系への損失を引き起こしたり、人間や動物に健康上の問題を引き起こしたりする、それが生えている場所で望まれていない植物。
だそうです。
稲を作っている農家さんにとっては、田んぼに生える稲以外の草は雑草だし、丹精込めて庭づくりをしている人にとっては、自分が育てている以外の草花は雑草ですよね。
つまり、人それぞれの主観ということです。
客観的に見ると、我が家の庭は雑草だらけかもしれません。
いや、「かも」ではなくまさしく雑草だらけでしょう。
母は「草抜き、草抜き」と言いますが、わたしは「可愛い花咲いてるから抜かんでいいやん」という考えです。
もちろん、ズボラというのもありますけど…。
そういえば父は生前、あんなにマメに植物の世話をしていたのに、草抜きはしない人だったのよね。
母がよく文句を言っていたのを思い出します。
「人それぞれの主観」というのは、本当にそのとおりだと思うんです。
一昨年の秋にわたし自身が選んで植えた苗たち。
冬の間みんなどこに行ってしまったのかと心配していました。
あれから暖かくなって次々花を咲かせてくれています。
カンパニュラ アルペンブルーもバーベナも。
宿根フロックスはいまだに行方不明なんですけどね。
それ以外にキイロカタバミやムラサキカタバミ、ヒメウズ、アメリカフウロ、トキワツユクサ、ドクダミなど、世間の大半の人が「雑草」と呼ぶ小さい花がたくさんあります。
1つ1つの花は可愛くないですか?
なので大抵の場合そのままにしておきます。
彼らはわたしにとっては「雑草」ではないということなんですね。
が、例えば今一面に花をつけているリシマキア ミッドナイトサン。
銅葉に黄色い小さい花が映えてとっても可愛いんです。
その中に、トキワツユクサがピョーンと顔を出してると「ごめん、キミちょっとどいて」と言って抜いてしまいます。
トキワツユクサ自体は真っ白の可愛い花で好きなんだけど。
「可愛い」しか形容詞が浮かんでこなくて、我ながら語彙の貧困さに呆れますが…。
結局そんなものですよねぃ。
同じ花でも咲いてる場所によって「可愛いからそのままにして眺めていよう」と思うこともあれば、「邪魔だから抜こう」と思うこともあるんですね。
ただ、ドクダミやカタバミ、トキワツユクサなどはほかの植物を侵略してしまうこともあるようで、やっぱり抜いた方がいいのかもしれませんね。
でもどこからかやってきて、我が家の庭で花をつけてるのを見ると愛おしくて抜き去り難いですよねぃ。
どっちつかずで心が揺れる、そんな5月26日。
今日は七十二候の「紅花栄」だそうです。
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