長男は高校を卒業してから県外に出たので、もう20年近くこの家にはいなかったのだ。
もちろん、大学時代には休みには帰省してたけど、就職してからは、世間一般の人が休んでる時に忙しい仕事だったので、ほとんど帰ってくることはなかった。
2年ぐらい前からアヤ子さんと一緒に暮らしていて、先月入籍したということも聞いた。
そこまでは別に「ふーん」ぐらいの気持ちだったのに、顔合わせ食事会が終わってから、なんとなくちょっとした虚無感みたいなものに襲われている。
何なんだろうね。
先週、何年かぶりに4日ほど我が家に滞在して賑やかだったからか…?
一大イベントが終わったからか…?
わたしと同い年ぐらいの知り合いは、よく「息子に結婚の話をして怒られる」とか「いつになったら結婚するのだろう」とか言うのだけど、わたしにはあまり…というかまったくそういう感覚はない。
結婚するべきだとも思ってないし、しない方がいいとも思わない。
わたしたちが若かった時代は「適齢期」という言葉もあったし、「結婚しなくちゃいけない」というような風潮があり、「クリスマスケーキ」なんていう言葉もあったよね。
わたし自身、結婚願望はなかったんだけど「しなくちゃいけないのなら、この人かな」みたいな気持ちで踏み切った。
まぁ、その結果がアレですけど。
なので、子どもたちにも「結婚しないの?」や「誰かいい人いないの?」なんて言葉をかけたこともないのよ。
「ご自由に」という感じだ。
内心、長男は物やお金の管理能力がちょっと緩いところがあるので、フォローしてくれる人がいた方がいいだろうなとは思っていた。
だから、一緒に生きていくパートナーが見つかってよかったと思う。
先方のご両親も素敵な方で、愚息を好意的に受け入れてくれているようでよかったと思う。
思うけど、ビミョーな空虚感? 寂しさ…?
ずっと家にいなかったし、LINEのやりとりだってたまにしかしなかったのに、今さら寂しいというのもどうよ。
なんと表現していいのかわからないけど、なんとなく心がスカスカするような、そんなカンジ。
どうなんでしょ。
ベテラン姑さん方もそんな感覚を経験されたのでしょうか。
今日は満月で皆既月食。しかも442年ぶりの惑星食もあるという。
天気も良さそうだし、夕飯後は空を見上げることにしよう。
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