昨日は施設に入所している母の妹に面会に行ってきた。
叔母が入所して程なくして例の流行病が蔓延したため、面会もままならなかったのだけど、やっと会うことができた。
叔母は89歳。
生涯未婚だったので、弟(故人)の娘家族と一緒に暮らしていた。
叔母にとって姪だけど、姪っ子たちの母親が早くにいなくなったため、母親のように育ててきたのだ。
今は姪(わたしにとっては従妹)のカヨちゃん(仮名)が婿養子をとって家を継いでいる。
農作業が大好きで土に触れながら生きてきた叔母も寄る年波には勝てず、軽い脳梗塞を起こしたり、緑内障を患ったりして片眼がほとんど見えなくなってるようだ。
そこで、一緒に暮らしていたカヨちゃんが選んだのは特養に入所させるということだったらしい。
いろいろ事情はあったんだろうけど、叔母は納得していなくて「なんでこんな所に入れられるのかわからん」と今も言っている。
昨日もわたしの顔を見て「あおいちゃんからカヨに言ってよ。家に帰らせてって」と涙を浮かべて頼まれたのだけど…。
叔母が入所するより前に、チラッとカヨちゃんと話をしたことがあるのだけど「あおいちゃんが見てる叔母さんと、家で一緒に暮らしてる叔母さんとは違う」と言われてしまった。
そう言われるとね、そうかもしれないね。
実際にわたしが引き受けることもできないのに、口出しすべきでもないし。
それにしても、今のご時世在宅介護が推奨されてるのに、入所できたのがちょっと不思議なくらい。
歩くのは1人では無理かなー。眼も片方不自由だし、杖をつきながらでも介助がないとおぼつかない。
けど、カヨちゃん一家は夫は在宅だし、充分成人している子供が3人いるし…。
あんなに帰りたがってるんだから、ヘルパーさんに来てもらうとか、デイサービスを利用するとかしたら、家でなんとか…なんて部外者が言うことではないよね。
叔母の名義だった田畑はカヨちゃんが買い上げたそうで、叔母の所有財産は全くないそうだ。
その方が施設入所に有利だからと…、そのへんはよくわからんけど。
時々無性に帰りたくなることがあるし、カヨには腹が立っているとは言うものの、叔母はどこでも誰とでもすぐに仲良くなれる人で「毎日元気で楽しく過ごしてる。ここの人はみんないい人ばっかり。歌を歌うんよ。ひばりちゃんの歌を教えてあげるんよ」と言っていた。
いろいろ思うことはあるだろうけど、それでも今の状況を自分なりに楽しんで朗らかに暮らしているようだ。
そういう人だ。
ちょっと安心した。
これから先、母にもわたしにも、どういう問題が待ち受けてるんだろう。
人ごとではないよ。
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