【シニアの本棚】『今夜はジビエ』|山小屋での暮らし
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【シニアの本棚】『今夜はジビエ』|山小屋での暮らし

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「森の中の山小屋で暮らすことにしました」と、山へ生活拠点を移し、愛犬と暮らす小川糸さんの日記的エッセイ。

内容紹介

最近はテレビの『あの本、読みました?』から情報を得ることが多い。
先日、小川糸さんが「山から降りてきました」と出演されていて、このエッセイを読みたくなった。

朝は鳥の声を聴きながら愛犬ゆりねと森をお散歩。昼間は庭にハーブや野菜を植えたり、梅干しやピーナツバターを手作りしたり。夕方には近くの温泉に行き、夜は薪ストーブの前でワインを飲みながら音楽を聴く。いつか茶飲み友達ができたらいいなと思いながらも、今は孤独を楽しんでいる。山小屋での一人と一匹の暮らしを綴った日記エッセイ。

読み終えて

森の中の山小屋での暮らし…と聞くと、一瞬憧れそうになるけど、現実は厳しい。
きっとわたしみたいなズボラ人間には無理だろうなと思う。

ただただ彼女の暮らしぶりに「ほぉ〜」とか「へぇ〜」とかため息を漏らしながら感心するのみだ。

人との出会いはあまりなくても、四季折々に姿を変えていく風景や見たことのない植物との出会い。
そういうことを大切にしながら、不便を楽しんで暮らしている様子が伝わってくる。

彼女の『椿文具店』はとても好きな小説だ。
続編の『キラキラ共和国』も読んだけど、『椿ノ恋文』が刊行されてるのは知らなかった。
ぜひ、読まなくては。

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