さ行の作家 【シニアの本棚】『誰かがこの町で』:「安全で安心な町」に潜む怖さ 『誰かがこの町で』 佐野広実表紙のなんとなく怪しい雰囲気に惹かれて買った 借りた本だ。物語の展開真崎が勤める弁護士事務所に若い女性が訪ねてくる。彼女は、事務所の所長である岩田の大学の同期生の娘だと言い、両親と兄は失踪し、自分だけが捨てられて... 2022.08.12 さ行の作家本のはなし
あ行の作家 【シニアの本棚】『天井の葦』:メディアのあり方に対する警鐘 この作品は『犯罪者』『幻夏』に続く鑓水、相馬、修司が活躍するシリーズです。実は前の2作の感想は旧ブログから移転したもので、この作品も一緒に移転したと思い込んでたんです。していなかったことに今ごろ気づきました。2年前の3月に読み終えたようだけ... 2022.08.10 あ行の作家本のはなし
外国作品 【シニアの本棚】『春にして君を離れ』:ある意味怖い 『春にして君を離れ』 アガサ・クリスティーわたしも3人の子どもを育ててきたのだけど、今でいうワンオペだったので毎日必死だった。子育て中の記憶がほとんどないのは、そのせいかもしれない。それほど深く考えてたわけじゃないけど、一応子育て方針とか、... 2022.08.09 外国作品本のはなし
あ行の作家 【シニアの本棚】『幻夏』:最後に一筋の光が見える 『幻夏』 太田愛デビュー作『犯罪者』でわたしの心を撃ち抜いた太田愛さんの2作目だ。前作の事件が原因で相馬は刑事課から交通課に左遷されていた。その相馬が小学6年生のひと夏を一緒に過ごした水沢尚と択の兄弟。2学期の始業式の翌日、尚はひとりで忘れ... 2022.08.07 あ行の作家本のはなし
あ行の作家 【シニアの本棚】『犯罪者』:すごい人に出会ってしまった 『犯罪者』 太田愛太田愛さん、「相棒」とか「トリック」の脚本家さんだそうで、知らなかった…。すいません。昔、わたしは「読み始めて30ページぐらいまでに殺人が起きるか、白骨死体が発見されるかしないと退屈になるわ」と言っていた時代がある。人間性... 2022.08.04 あ行の作家本のはなし