ま行の作家

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【シニアの本棚】『ちょっとそこまで旅してみよう』|同じ旅はもうできない

『ちょっとそこまで旅してみよう』 益田 ミリどこかに行きたい病に冒されているけど実現不可能なので、せめて旅の本を読んで脳内旅行をしようという魂胆で読んでみた。益田ミリさん、初めまして。内容紹介昨日まで知らなかった世界を、今日のわたしは知って...
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【シニアの本棚】『ドヴォルザークに染まるころ』|衝撃的な書き出し

少し前に『あの本、読みました?』で作家さんたちが小説の「書き出し」について、とても興味深い話をしていた。どなただったかも忘れてしまったのだけど、その回は永久保存版にしようと思いつつ、それも忘れて消してしまったのだけど、書き出しに全力を注ぐと...
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【シニアの本棚】『ようやくカナダに行きまして』|50歳の留学生にエールを!

『ようやくカナダに行きまして』 光浦 靖子人気番組『めちゃイケ』メンバーとして一世を風靡し、その後の多くの女性芸人に影響を与えたオアシズ光浦靖子「本の話」 にはこのように書いてあるのだけど、実はわたしはその頃の彼女をまったく知らない。その番...
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【シニアの本棚】『捨てたい人捨てたくない人』|あなたはどっち派?

我が家にとっていかにもタイムリーなタイトルで、完全にタイトル買い、いやタイトル借りだ。『捨てたい人捨てたくない人』 群 ようこ内容紹介捨て活しようとする人たちを描いた5篇からなる短編集。「捨てられない姉 捨てさせたい妹」43歳・独身のトモコ...
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【シニアの本棚】『しんがりで寝ています』|なんてことのない日常がおもしろい

『しんがりで寝ています』 三浦 しをん同衾するほど愛しいピカチュウのぬいぐるみや、すくすくと育つ観葉植物との日々。玄関の柱に巣を作るハチとの戦い、近所に住む家族との交流、EXILE一族に対する深い愛……。笑いあり、ときどき涙あり (?)20...
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【シニアの本棚】『星を掬う』:ずしんと重い、けど希望が見える

『星を掬う』町田 そのこ物語の展開賞金欲しさにラジオの「あなたの思い出買い取ります」という企画に応募した千鶴。その思い出とは、小学校1年生の夏休み、母と車で1ヶ月ほどのあてのない旅をした。その旅が終わり、千鶴は家に帰ったが母はその日を境にい...
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【シニアの本棚】仕切り直し『八月の御所グラウンド』

一昨日、あれだけ万城目作品について語っておきながら、いざ感想を書こうと思うとなかなか言葉が浮かんでこないのですが…。とりあえず、いつものパターンでやってみます。『八月の御所グラウンド』 万城目 学表題作ともう1篇『十二月の都大路上下ル』が収...
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【シニアの本棚】『八月の御所グラウンド』:万城目学さん、ついに直木賞受賞

万城目学さん、『鴨川ホルモー』でデビューされた時から気にしてました。初めて読んだ時、その頃「ココログ」をやってて本のレビューだけ製本したのだけど、それを引っ張り出して見てみると万城目さんの文章とは呼吸が合うカンジ。リズムとか言い回しがツボに...
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【シニアの本棚】『アイスネルワイゼン』:ピアノ講師という設定に惹かれたが

まず「ツィゴイネルワイゼン」を連想させるタイトルに興味をもちました。主人公がピアノ講師というのも興味深かったです。そして芥川賞候補作…というので読んでみました。『アイスネルワイゼン』 三木 三奈この表題作と「アキちゃん」という作品が収録され...
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【シニアの本棚】『うつくしが丘の不幸の家』:でも、みんな不幸ではない

『うつくしが丘の不幸の家』 町田 そのこ町田そのこさん、お初です。物語の展開海を見下ろす小高い丘に広がる住宅地に建つ築25年の3階建ての家。その家で暮らした5つの家族の物語が、時間を遡っていく形で描かれている。おわりの家築25年の一軒家をリ...
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