ここ数年、誕生日には映画を観にいくというのが恒例になっている。
今年は『ベートーヴェン捏造』を観てきた。
『遠い山なみの光』と迷ったんだけど、バカリズムさんのほうが笑えるかなと思って。
今回も貯まったVポイントを利用したよ。
古田新太さんがベートーヴェン、山田裕貴さんがシンドラー、全員が日本人というのも「あ、そういうこと?」と納得できた。

正直もうちょっと笑える部分が多いのかなと思ってたけど。
登場する俳優さんたちを見るだけで笑える要素はあった。
「言ったという証拠もないし、言わなかったという証拠もない。それなら言ったことにした方が面白いじゃないか」
「そんなふうにして事実が捻じ曲げられていくんですね」
このとおりだったかどうか定かではないけど、最後にこんな意味の会話が交わされて、それがこの映画の核心なのかなと思った。
人は自分が信じたいものを信じる。
正しいことが必ずしも良いとは限らない。
ベートーヴェンが小汚い我儘なおっさんでもそうでなくても、人に害を与えるわけじゃないもの。
捏造だってなんだって、どうだっていいじゃないか。
偉大な作曲家に違いないんだから。
というのがわたし自身の感想かな。
ベートーヴェンの曲がたくさん聴けてよかった。
エンドロールの「熱情」の第3楽章に聴き入ってしまったよ。
こうしてひっそりと、わたしは70歳になった。
【追記】うっかり「60代女性」にタグ付けしてしまったけど、70代になったんだわ。
慌てて変更。70代の皆さま、よろしくお願いします。
♫〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今日も最後までお付き合いくださってありがとうございます ^_^
どうかステキな1日を!