先日、お気に入りのテレビ番組「あの本読みました?」を観ていたら新書の特集をやっていて、和田秀樹さんの著書が取り上げられていました。
『70歳が老化の分かれ道』 和田 秀樹
タカハラは主に小説、たまにエッセイしか読まないので新書はほとんど手に取ったことがありません。
存在すら意識してませんでしたが、70歳予備軍としてはタイトルが興味深かったので、読んでみました。
紙の本以外は認めない…とまではいかないけど、断然紙派のタカハラですが、手っ取り早かったので今回電子書籍を購入しました。
今さらですが、電子書籍は文字が大きく表示できるのでよかったです。
簡単なまとめ
- 70代のリスク
健康上の問題:なんらかの持病のある人が増える
生活面の問題:これまで60代で迎えていた仕事からのリタイアを70代で迎える人が増える
介護の問題:70代の子が親を介護したり、70代で初めて親と死別することが増える
70代になって「節目」を経験するケースが増えるので、そこをどう乗り越えていくかが問題である。
70代の人たちは放っておけば何もせず、すぐに老け込んでいく危険性があるので、身体機能も脳機能も、今持っているものを意図的に使い続けること、それを習慣化することが大切だ。
- 脳の老化を防ぐには
★インプットよりもアウトプット
日常的に会話をする
インプットしたことを自分なりにまとめて発信する
★「変化」のある生活をする
散歩も毎日同じ時間、同じコースではなく変えてみる
新しい店、行ったことのない場所に行ってみる - 運動機能を維持するには
★若い頃から続けているスポーツは引退せず、無理のない範囲でできるだけ続ける
★陽の光を浴びて散歩する
70代において、意欲の低下を防ぐことが「老い」を遅らせることにつながる。
まだまだ言い表せてないところはありますが、すごくザックリと、こんな感じの内容でした。
読み終えて
70歳になるにはあと1年ちょっとあるのだけど、70歳を迎えるための心構えみたいな気持ちで読んでみました。
去年は結構初めての場所にたくさん行ったよなーとか、ブログやってることもアウトプットにはなってるよなーとか、自分を振り返りながら…。
今93歳の母が、だいぶ身体機能や意欲の低下は見られるものの、自分のことは自分でやってるのは、彼女が80歳過ぎまでカラオケや社交ダンスなど生き生きとしてやってたからかなーと思ったりもします。
放っておけば身体機能も脳機能もすぐに衰えるそうなので、それこそ意図的に使い続けないとダメだなと思いました。
高齢者には「きょうよう」と「きょういく」が大切と聞いたことがあります。
きょうよう=今日用事がある
きょういく=今日行く所がある
なるほど、老いを遅らせるために大切なことですよね。
あと「意欲」という点では「何処そこに行きたい」とか「あのカフェに行きたい」とか思うことも、実際には行けなかったとしても、それはそれで「意欲」なのかなとも思います。
わたしの場合、そういうのが多いんだけど、いいように解釈しすぎ…?
心も体も老いていくのは仕方のないことだけど、スローエイジングを目指して朗らかに暮らしましょう!
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今日も最後までお付き合いくださってありがとうございます ^_^
どうかステキな1日を!