本のはなし | ページ 3

本のはなし

あ行の作家

【シニアの本棚】『赤と青とエスキース』:人生はどこからでも新しく始めることができる

『赤と青とエスキース』青山 美智子 今日も本のはなしです。図書館本ですが、昨日アップした「未明の砦」と一緒に借りていて、「未明の砦」を読み終えるのに12日もかかってしまいました。おもしろかったんだけど、第2章でちょっと停滞してしまって…。返...
あ行の作家

【シニアの本棚】『未明の砦』:この国は沈みゆく船だ

『未明の砦』太田 愛 ガチの社会派小説です。 物語の展開 第1章 事件クリスマス前のある日の午後、警視庁組織犯罪対策部の警視、瀬野は今まさに4人の非正規工員たちを逮捕しようとしていた。彼らの行動はリアルタイムで逐一モニターに映し出されており...
あ行の作家

【シニアの本棚】月曜日の抹茶カフェ:優しいけど、時々ハッとさせられる

『月曜日の抹茶カフェ』青山 美智子 先日読んだ『木曜日にはココアを』の続編です。 物語の展開 読み終えたらすぐにほとんどのことを忘れてしまうタカハラですが、さすがにまだ前作の記憶はうっすら残ってました。 今作も12篇から成る短編ですが、物語...
あ行の作家

【シニアの本棚】『リバー』:先が気になって、気分は一気読み

ページ数は多いけど、久しぶりに先が気になってどんどん読み進みました。 『リバー』奥田 英朗 物語の展開 渡瀬川の河川敷で相次いで女性の死体が発見される。特徴ある犯行手口で10年前にも同様の事件が2件連続して起こっている。当時重要参考人として...
や〜わ行の作家

【シニアの本棚】『栞と嘘の季節』:トリカブトの栞の謎

『栞と嘘の季節』米澤穂信 高校の図書委員コンビのシリーズ第2弾です。第1弾『本と鍵の季節』は読みましたが、全く記憶に残ってません。いつもこんな感じで情けない限り…。 物語の展開 図書委員の職務に忠実な松倉と堀川が返却された本を点検していると...
さ行の作家

【シニアの本棚】『ジュリーがいた 沢田研二、56年の光芒』:なぜ今沢田研二なのか

なぜ今この本を読む気になったのだろう。人気絶頂だった頃にはあまり興味はなかったし、ソロ活動を始めてからも、楽曲は自然に耳に入ってくるしテレビで見ない日はないほどでしたが、特に注目していたわけではないのです。
あ行の作家

【シニアの本棚】『木曜日にはココアを』:優しさでつながる輪

昨日のスーパーブルームーン、あなたがお住まいの地域では見られましたか?タカハラ地方は朝から雨が降ったり止んだりで無理かなと思ってたんだけど、夜には雲も薄くなり、はっきりと見ることができました。 写真はイマイチはっきりとしてないけど… (^ ...
あ行の作家

【シニアの本棚】『鈍色幻視行』:鈍色に包まれた謎、恩田ワールドに浸る

恩田さんファンのタカハラ、タイトルに惹かれて久しぶりに単行本自腹で買いました。 『鈍色幻視行』恩田陸 物語の展開 謎と秘密を乗せて、今、長い航海が始まる。 撮影中の事故により三たび映像化が頓挫した“呪われた”小説『夜果つるところ』と、その著...
あ行の作家

【シニアの本棚】『君のクイズ』:クイズプレイヤーの裏側

今月、やっと1冊読み終えました。恩田さんの『鈍色幻視行』でモタモタしていたところだったのですが、図書館本なので恩田さんを中断して読みました。 『君のクイズ』 小川 哲 物語の展開 物語は生放送のクイズ番組『Q1-グランプリ』の決勝戦の場面か...
あ行の作家

【シニアの本棚】『金環日蝕』:なんとなくタイトルが気になったので…

『金環日蝕』阿部暁子 輪郭は強烈な輝きを放っているのに、彼の中心は闇に沈み、謎めいたまま―― Amazon 紹介文より タイトルの所以はこういうところからでしょうか。 物語の展開 大学で心理学を学んでいる春風は、ある日近所の高齢女性がひった...