60代後半になって、13年間住んだ大阪を懐かしむ
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60代後半になって、13年間住んだ大阪を懐かしむ

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昨日、『あさイチ』で大阪のことをやっていたような…。

チラ見してただけなので内容はよくわからないけど、「誰とでも友だちになる大阪人」みたいな言葉が聞こえてきて「ほんま、そのとおり」と思いました。

大阪に住むようになったのは今から40年ほど前。
えっ、40年?と、今改めて確認しましたが、娘が1歳になる直前だったので確かにそういうことになります。

初めのうちは面食らいました。
その頃、まだスーパーではなく市場があって、初めて行ったわたしにお店の人が「まいど〜」と言うのです。

いや、毎度ではないんですけど、今日初めてなんですけど…なんて思ったものです。
「まいど」=「いらっしゃい」とか「こんにちは」とか、そんな感じなんですね。

子どもが幼稚園に行くようになると、当然今で言うママ友ができるわけですが、たまたま買い物帰りにばったり会ったりすると「どこ行ってたん?」「何買ったん?」「幾らやった?」と話が広がります。

当時は「はぁ〜〜?そんなことまで聞く?」と思いましたが、慣れてくるものです。
大阪市内とは言ってもキタとミナミではまたちょっと人々の雰囲気も違うかもしれません。

その地で13年間暮らして、3人の子どもとともに地元へ帰ってきました。

カンパニュラ アルペンブルー

『あさイチ』で、大阪の人は行列に並んでる前後の人、隣にいる人、目が合った人など、すぐに話しかけると言ってましたが、わたしも知らず知らずのうちにそんな風味が身についていたようです。

こっちに帰ってから「やっぱり県民性ってあるんだなー」と痛感しました。

例えば中学校の懇談会、名前は知らないけど同じクラスの子のお母さんということはわかるわけで、並んで一緒に待ってるとつい話しかけてしまいます。
大阪ではそれが普通だったのでね。

こちらの人々、だいたいシラ〜っとしてます。
「アンタだれ?」というような冷たい目で見られます。

学校だけではなくいろんな場面で「あぁ、大阪とは違う」と感じたことが多々ありました。

それこそ、朝だと知らない人でもすれ違ったら「おはようございます」と口から出るのだけど、無視されることが多いので、言葉を飲み込んでしまったり。

もちろん「県民性」と一概にくくってしまうのは違うんだろうけど、人それぞれ個人差があるんだろうけど。

今年もたくさん花をつけてくれました

わたしも地元に戻って25年以上経つので、またこっちの風潮にも慣れました。

でも、それ以上にこの歳になってからは「自然に出る言葉を飲み込むのはやめよう」と思ってて、やまとと散歩する時など「先に挨拶した方が勝ち」みたいな気分でいます。

美しい景色を見たら「綺麗ですね〜」と口に出してみたり。

ヘンなおばさんと思われてるかもだけど。

そういうことがヘンではなく、普通だった大阪の空気がちょっと懐かしいなーと思ってしまいました。

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今日も最後までお付き合いくださってありがとうございます ^_^
どうかステキな1日を! 

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