奇遇にも、昨日の夕方元夫Sの事業の関係者Kさんからわたしのところへ手紙が届いた。
その人の名前は知っているし、何十年前だか1度か2度会ったこともある。
おそらく、Sが一番信頼していた人だと思われる。
離婚していることは知っているが、どうしても伝えたいことがあるということで手紙をくれたようだ。
手紙の内容は
Sさんは9月頭ごろから入院し、初めのうちはスマホでやり取りしていたが、2週間前ぐらいから返事が来なくなった。
身内以外は面会もできないし容体も教えてもらえないので、もしわかる人から聞いているなら教えてほしい。
店のことについても業務が放ったらかしになっていて経理のことなど誰も知る人がおらず、困っている。
「放ったらかし」という言葉に差出人の怒りや呆れが含まれているように感じた。
やはりそうだったのか。
9月半ばにSから連絡があったときに、もうダメらしいと言っていたので、店の後処理など誰かに託しているのかと思ったけど、そんなことする人じゃないよねとも思っていた。
それから
Sさんは借金をされていることが予想されます。万一のことがあった場合、相続がお子さん方に行くため、遺産相続の放棄をされないと、お子さんが借金の返済をしないといけなくなる可能性があります。
と書かれていた。
お心遣いに感謝するほかないけれども、他人にそんなことを心配させるSもどうかと思う。
わたしはとりあえず現状を知らせて、窓口は長男が引き受けると言っているので長男に引き継いだ。
その後、Kさんから事情を聞いたSの後輩という人から長男に連絡があったそうだ。
店の経理がどうなっているのかわからないけど、とにかくその人の仲間何人かで処理をすると言ってくれたらしい。
わたしはSが長男を保証人にして借りたお金を完済したのかどうか、ずっと気になっていた。
ただ長男は3回目の更新の時に同意せず書類も返送していないので、保証人は外れていると思うのだけど、それにしても借金は返したのかと…。
ところが、返済したどころか借金に借金を重ねてとんでもない状態になっているらしいのだ。
どこがそんなにお金を貸してくれたのかは謎だけど。
もう20年近く前から事業はうまくいっておらず、借金、借金で繋いできたみたいだと。
その人にもお金を貸してくれないかと言ったことがあるらしい。
事業だけではなく、駐車場やマンションの賃貸料も滞っていて、店に債権者が取り立てにくる状況だったのだそうだ。
子どもに負の遺産だけは残すなと、散々言ったはずだけど。
息子たちが電話をした時に、例えば「借金を抱えていて済まない」とか、そんな話も一切なかったそうだ。
それだけの借金を、金額は知らないけど7桁の範囲なのかどうか、残したまま逝くことになんの罪悪感もなかったのか。
もともと返済する気はなかったということか。
彼にとって、借金をするのは息をするのと同じくらい当たり前のことだったのだろうか。
思っていた以上に、はるか上のレベルでひどい。
わたしはそんな人と結婚してたのかと思うと情けなくなってくる。
実は、子どもたちが直葬、収骨なしと決めた時、わたしの中にはちょっとだけ後ろめたい気持ちもあったのだけど、その気持ちも吹っ飛んだわ。
それで十分だ。
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