同年代の方の就業事情に思うこと
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同年代の方の就業事情に思うこと

わたしはもう職探しは諦めてしまいましたが、ブログ村を徘徊していると、同年代で仕事をしている方はたくさんおられます。
中にはかなりしんどい思いをされている方もおられるようで…。

そういう方の記事を読むと、なんとなく自分のことを思い出してしまいました。

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14年間勤めた某コールセンターが閉鎖になった時のことです。
当時わたしは61歳でしたが、同じ会社の事務部門に異動になり、65歳までそこで働ける契約になってました。

ところが1年後、気持ちが揺れることがあったんです。

  • 勤務していた部署が、体にも頭にもカビが生えそうなくらい暇だったこと
  • それまで月給だった待遇が「来年度から時給になるけどどうする?」と上司に肩をたたかれたこと
  • その時給が、それまで部下的立場の若い人より安いとわかったこと

そんな時、元同僚の転職先コールセンターの話を聞いたんですよ。
だいたい長年コールセンタで仕事してた人は、次もコールセンターのことが多いみたいです。

今も時々美術展などに同行する斎藤さん(仮名)ですが、仕事は複雑だけどSVさんがとても親切で丁寧に指導してくれるので頑張れると言います。

そして、定年もないしシフトも希望どおりにしてくれるのでいいよと。

今はコールセンターは嫌だし研修があるところも嫌だなんて言ってるけど、その頃はわたしもまだやる気満々だったのでね。

紹介だと全員採用してくれるというので、紹介してもらって斎藤さんと同じ職場で働くことにしたんです。

ところが、ところがですよ、斎藤さんと部署が違ったんですよ。業務内容も違います。
親切で優しいSVさんはいませんでした。

すんごい怖いの。
もちろんわたしよりずっとずっと若いけど、すごい迫力の女性。

一斉研修でひととおりシステムの使い方は教えてもらったけど、実務に入るとそれだけじゃないですよね。
相手がいることだから、研修では教わらなかったことが次々起こる。

わたしは週3回の勤務だったので、周知事項も教えてもらえずほったらかしにされてました。
お客様から折り返しの電話が入った時の処理の仕方も教えてもらっていない。
わからないことばかりだったのです。

SVはとっても忙しそうにしていてなかなか声をかけるタイミングがつかめず、それでも聞かなくちゃと思って「すいません」と声をかけると、必ず「はぁ〜〜っ」と大きなため息をつくんです。
それから「なに?」と睨まれる(ような気がした)。

もうビビってしまって、質問しようにも質問できなくなってしまいます。
それは、わたしにだけでなくみんなにそういう態度のSVだったんですけどね。

こんなこと言ったらアレだけど、わたし自身SV経験者です。
なので、彼女の気持ちもわからないことはないんです。
でもSVたる者、それを表に出しちゃダメでしょ。

わたしなりの懐柔法として、ちょっと世間話的な話も振ってみたりしましたがダメでした。

もう無理と思ったわたしは2ヶ月後に管理者に辞めますと言いました。
「無理」と思うと決断と行動は早いです。
「無理」と思うのも早い。

上司もそのSVのことは把握していたようで「あの人が原因ですか?」と言ってたけど、業務内容自体がわたしにはしんどいかなという気持ちもあったので…。
彼女については特に何も言いませんでした。

結局、そのSVは数ヶ月後に辞めさせられたと聞きました。

わたしはというと、想定外のことだったので焦りまくりましたが、半月後ぐらいに次の仕事が決まって3年後「ここが人生最後の職場でよかった」と、気持ちよく退職に至ったわけです。

やっぱりしんどいことからはすぐ逃げるのがわたしの生き方ですかねぇ。
あんまり褒められたことではないのでしょうけど。

斎藤さんは今も頑張っています。
わたしがいた部署とは違うとは言え「日々情報が更新されるからついて行くのに精一杯、しんどい、辞めたい」と言いながらついて行ってるようです。

わたしは「辞めたら、働きたいと思っても次はないよ。どうしても無理、我慢できないというほどじゃなかったら続けたほうがいいよ」と、自分のことは棚の上の方の手の届かない所に上げて応援しています。

「どうしても無理」のレベルは人によって違うのかなとも思います。
わたしはそのレベルが低いところにあるようで…。

たぶん、まだその頃は辞めても次があると思ってたんでしょうね。
今となっては「次」はありません。

大変大変と言いながらでも、働いている人は偉いなーと思います。
働く場所のある人が羨ましい気もします。

長々と自分語りをしてしまい、失礼しました。

♫ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今日も最後までお付き合いくださってありがとうございます。
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