子どもたちへ、15年間音信不通の父親から突然の電話

昨日のお昼ごろ、同居次男のスマホが鳴った。
次男が出なかったので、その直後帰省していた娘のスマホが鳴った。

次男は「父親だと思う。俺が出なかったから姉にかけたんだろう」と。
だとすると神奈川にいる長男にもかけたのかも…。

15年間子どものことを気にしたこともなかったのに、今さらなんで?
嫌な予感しかしない。

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以前わたしが使っていたスマホは今母が使っているので、もしかしたら次はそっちに電話があるかもと思って階下に降りたところ、ちょうど母が電話に出た時だった。
やっぱり…。

元夫の現状

癌に侵され入院しているのだそうだ。ステージIVだって。
違和感があったのに市販薬で症状が治まったので放置していたら、そのうち血尿が出て病院に行くと膀胱がんと言われたと。

膀胱、前立腺、腎臓まで転移していて一応全部切除できたけど、抗がん剤が効かず好転しない。
薬の種類を変えてみて、もしかしたらそれが効くかもしれないという状況だそうだ。

子どもたちの声が聞きたいと思って電話したけど、誰も出てくれなかったと言っていた。
自分の終わりが見えてきて、急に子どもたちと話がしたくなったということなんだろう。

折り返し電話するよう伝えておくと言って電話を切った。

子どもたちの反応

子どもたちに事実を伝えたけど、どう感じたのか。
子どもといっても39歳、37歳、35歳だ。
彼らは今父親のことをどう思っているんだろう。

娘は「無」だと言っていた。なんの感情もないそうだ。
次男は存在を気にしたことはなく忘れていたと。

長男は「弟が大変だった時に父親として何にもしなかった。お母さんが1人で大変な思いをしてたのに全く何にもしなかった。そのことを恨んでいる」そうだ。

たしかにあの頃、長男が次男を叱ったり殴ったりすることがあって、たぶん父親代わりにならなければと、わたしを少しでも楽にしなければと思っているんだろうということは伝わってきていた。
長男も苦しかったんだろうね。

死ぬ時になって(まだわからんけど)、子どもに電話しても誰も出てくれないって、ちょっと哀れだよねという話になったんだけど、次男は「それがアイツがやってきたことの答えだ」と。
次男は自分で意識してる以上に父親に対して思っていることがあるのかもしれない。

わたしの心境

わたしは薄情な人間なので、例えば友人の旦那さんがそういう状況になったという話よりも、ずっと遠い話のように聞いていた。

15年間、子どもたちに「どうしてる?」とか「元気か?」とか、そんな言葉をかけることもなく完全放置していたことが理解できない。

学費だって、娘の分は彼が払ったけど、その後の2人は放置だ。
そのころは離婚もしてなかったのに「ない!」と言えば済むと思っていたのだろうか。

大学を卒業してからも、ちゃんと就職したのか、仕事はどうか、結婚したのか、そういうことが全く気にならなかったのだろうか。
離れているとはいえ、子どものことは気になるのが親ではないのか。

一度そのことについて問うてみたことがある。
特に次男に対してもっと気にかけているということを伝えてほしいと。

その時に返ってきた答えは
子どもから何も言ってこないのに、なんでこっちから言わなアカンのや だ。

その言葉に失望した。絶望だ。幻滅だ。親ってそういうものじゃないよね。

それが今になって、子どもたちの声が聞きたい…って。
子どもにとってお父さんの言葉が必要だった時に何にもしなかったのに。

正式に離婚したのは12年前だけど、もう関わりたくないというのが正直な気持ち。
他人だし。
子どもたちがそれぞれ考えるなり相談するなりして対処してほしいよ。

とはいえ、子どもたちに掛かってきたら、わたしは子どもとは他人じゃないから、やっぱり何かしら関わらなければいけなくなるわけよね。

台風が通り過ぎて、とっても秋らしい爽やかな朝だというのに心が重いわー。

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