どちらも1話も見逃さず最終回まで見ました。
ブギウギ
なんかねー、もうなんと言ったらいいのか…。
朝ドラって、だいたい後半でつまらなくなることが多いですよね。
前半あれだけ楽しみにしていたのに。
頭の中で ♫楽しいお方も〜 悲しいお方も〜♫ がエンドレスにリフレインしてたのに。
笠置シヅ子さんのことはあまり記憶にありません。
歌手というイメージはなく、喜劇に出てたコテコテの大阪のおばちゃんという印象がうっすら残ってる程度です。
戦後の日本を歌で元気づけた、大スターだった、すごい人気だったというのがよくわからなかったので、そのあたりのことを知りたいと思ってたのだけど。
そういう描写が少なかったように思います。
例えば、あの時代どこの店のラジオからも彼女の歌が流れてきてるとか、街行く人々が「東京ブギウギ」を口ずさんでるとか、八百屋で「オッサン、オッサン、これなんぼ」って流行語みたいに言ってるとか。
ステージは通路まで立ち見客で埋まってるとか。
そういう場面があれば「すごい人気だったんだなー」と思ったかもしれないけど、全然伝わってこなかったんですよね。
あと、水城アユミも、美空ひばりと江利チエミをミックスさせたような設定だったと思いますが。
アユミがスズ子の歌を歌っていて、巷で「上手い」と噂になってるというような前フリがあれば納得できるけど、いきなり現れて「先生の歌が歌いたい」と言われてもねぇ。
「はぁ? アンタ何者?」ですよ。
歌手を引退するのだって、それまでに笠置さんはたくさん映画にも出てるんだから、そこを1回しか描かずにいきなり「俳優で」って言っても、俳優なめてんのかってなりますわ。
史実どおりにする必要はないとは思うけど、創作にしても説得力がないんですよ。
歌手を辞める理由にしても、若手の台頭、ブギが下火になってきたこと、太ってきて以前のように動けなくなったこと、そういうことに対する心の葛藤が全然描かれなかったし。
脚本家さんの言葉選びもどうなんだろと思う部分が多々ありました。
優しい言葉や綺麗な言葉を使いたくない人なのかしら。
大阪弁だとこんな言葉使うんだろと思って書いたんですかね。
小夜やタケシのウザさにも辟易しました。
途中でリタイアするレベルだったのに、なんで見たんだろ…。
やっぱり音楽を扱ってたからかな。
あと、美空ひばりさんがどう描かれるのか興味があったんだけど、描かれませんでしたね。
いろいろ事情があったのかもしれません。
いやー、不満の残る朝ドラでしたわ。
文句ばっかり言ってすみません。
あくまでも68歳タカハラ個人の感想です。
最終回、服部隆之さんが指揮してたのはウケました。
不適切にもほどがある!
やっぱりクドカンさん、いいですねぇ。
その回、その回で「あ〜、そうだったよなぁ」なんて思いながら、大笑いしたり感動したりで楽しかったです。
本当に運動部の練習中「水飲んだらダメ、よけいバテるよ」って言われてたし。
タバコもね、新幹線の自由席なんて煙で真っ白だったもの。
今の時代から見ると昭和のヘンなところ、逆に今の時代に抱いているちょっとした違和感、やりすぎ感みたいなのがツボにはまりました。
純子と渚のシーンは切なくて、常にウルウルでしたねぃ。
いつの時代も「寛容が肝要」ってことですよね。
SNSなんかでも、勝手な自分ルールを押し付けてくる人、それに外れた人を攻撃してくる人がいるようで…。
多様性と声高に言いながら、自分ルールから外れた人を許さないみたいな風潮を感じます。
懐かしかったり、考えさせられたり…、いいドラマでした。
久々にモヤモヤしないドラマ見ました。
で、井上くん2054年から来たの?
佐高くんの支援でタイムマシンの開発続けてたの?
じゃあ、今はいつ?
なんて妄想が広がる最終回でした。
♫〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今日も最後までお付き合いくださってありがとうございます ^_^
どうかステキな1日を!