本のはなし

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あ行の作家

【シニアの本棚】『椿ノ恋文』|幸せは日々もがく泥の中にあるのかもしれない

ツバキ文具店シリーズ3作目。『椿ノ恋文』 小川 糸大まかな内容前作『キラキラ共和国』で結婚した鳩子。立て続けに生まれた2人の子どもたちも小学校に入学し、代書屋を再開することになった。鳩子のもとには、またいろいろな人から代書の依頼が来る。紫陽...
は行の作家

【シニアの本棚】『北緯43度のコールドケース』|江戸川乱歩賞受賞作

『北緯43度のコールドケース』 伏尾 美紀デビュー作、江戸川乱歩賞受賞だそうで。物語の展開異例の経歴をもつ警察官沢村依里子。5年前に誘拐された女の子の遺体が古い倉庫内で発見された。誘拐犯と思われた男は5年前に電車に轢かれて死亡しており、誘拐...
た行の作家

図書館で借りた本、読まないで返すことが多くなった

書店さんにも作家さんにも申し訳ないけど、本はほとんど図書館で借りている。期間は2週間。以前は3、4冊借りても余裕で読んでいたけど、最近は2冊が限界だ。自分では3冊以上借りようという意識はなくても予約本が届いてることがあるので、仕方なく借りて...
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あ行の作家

【シニアの本棚】『今夜はジビエ』|山小屋での暮らし

「森の中の山小屋で暮らすことにしました」と、山へ生活拠点を移し、愛犬と暮らす小川糸さんの日記的エッセイ。『今夜はジビエ』 小川 糸内容紹介最近はテレビの『あの本、読みました?』から情報を得ることが多い。先日、小川糸さんが「山から降りてきまし...
ま行の作家

【シニアの本棚】『ちょっとそこまで旅してみよう』|同じ旅はもうできない

『ちょっとそこまで旅してみよう』 益田 ミリどこかに行きたい病に冒されているけど実現不可能なので、せめて旅の本を読んで脳内旅行をしようという魂胆で読んでみた。益田ミリさん、初めまして。内容紹介昨日まで知らなかった世界を、今日のわたしは知って...
あ行の作家

【シニアの本棚】『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』|もがきながら、楽しんで生きる

『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』 小原 晩この作品は『あの本、読みました?』で紹介されていて、その場で図書館に予約したのだった。どういうふうに紹介されていたのか、なぜすぐに読みたいと思ったのかは忘れてしまったけど。内容紹介伝説的ヒッ...
は行の作家

【シニアの本棚】『月収』|自分のためだけに生きるには、一生は長すぎる

『月収』 原田 ひ香原田ひ香さんのお金に関する小説は興味深い。月収4万円から300万円までのいろいろな女性の人生が描かれている。物語の展開月収4万の年金生活者 乙部響子夫と離婚した際に得たお金で家は買ったものの、収入は年金の4万円のみ。仕事...
か行の作家

【シニアの本棚】『マンダラチャート』|60代が昭和にタイムスリップした先に…

『マンダラチャート』 垣谷 美雨物語の展開子どもたちが独立して、定年退職を間近に控えた夫と2人暮らしの雅美。夫との会話は噛み合わなくなり、不満でいっぱいの彼女は、ある日大谷選手が書いたというマンダラチャートに自分の目標を書き込んでいた。その...
ま行の作家

【シニアの本棚】『ドヴォルザークに染まるころ』|衝撃的な書き出し

少し前に『あの本、読みました?』で作家さんたちが小説の「書き出し」について、とても興味深い話をしていた。どなただったかも忘れてしまったのだけど、その回は永久保存版にしようと思いつつ、それも忘れて消してしまったのだけど、書き出しに全力を注ぐと...
あ行の作家

【シニアの本棚】『俺たちの箱根駅伝』|やっぱり泣ける

今日は七十二候では「鴻雁北」 こうがん かえる5日前は「玄鳥至」 つばめ きたる燕がやってきて、雁は北へ帰る季節こういうことに趣を感じる年頃だろうか。『俺たちの箱根駅伝』上・下を読み終えた。『俺たちの箱根駅伝』 池井戸 潤物語の展開上巻は箱...
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