本のはなし

本のはなし

や〜わ行の作家

【読書】『逃亡者は北へ向かう』

この地方では運が悪いことを「まんが悪い」と言う。わたしぐらいの年代だとあまり使わないけど、母の世代、特にウチの母はよく使うように思う。人には持って生まれた「運」があるというのが母の考えだそうだ。うーん...
た行の作家

【読書】『妻はりんごを食べない』

『妻はりんごを食べない』 瀧羽 麻子『あの本、読みました?』で取り上げられていて図書館に予約したような気がするのだけど、何が引き金になって予約したのか、もはや覚えていない。瀧羽麻子さん、お初です。物語...
あ行の作家

【シニアの本棚】言語化力は鍛えられるのか

『こうやって頭のなかを言語化する。』 荒木 俊哉最近、考えるということがなくなったなーと思っている。何かについて、自分はどう思うのか、頭の中で考えていることを言葉にするということも減ってきているような...
さ行の作家

【シニアの本棚】『目には目を』|罪を償うとはどういうことか

『目には目を』 新川 帆立久しぶりに、読み終えた後ズーンとしたものが残った。少年法をテーマにした作品にはいつも考えさせられるものがある。物語の展開少年Aは、別の少年Xに暴行を加え死に至らしめた。Aは犯...
あ行の作家

【シニアの本棚】『私たちが轢かなかった鹿』|ヘンな人のオンパレード

井上荒野さんは、随分前に2、3作読んだことがあるような気がする。今回は、ドラマ『照子と瑠衣』を観て、彼女の作品をまた読んでみようと思ったのだ。『私たちが轢かなかった鹿』 井上 荒野物語の展開5編から成...
さ行の作家

【シニアの本棚】『踊りつかれて』|インターネットによる「悪意の地獄」

『踊りつかれて』 塩田 武士SNSなどを見ると、見ず知らずの他人によくそんなこと言えるなと思うような書き込みを目にする。見ず知らずだから言えるのか…。一方的に攻撃的なコメントをつけたり、それに対して別...
ま行の作家

【シニアの本棚】『月とアマリリス』|ひとはひとで歪むんよ

え、立秋?今朝は久しぶりに雨が降ったので、散歩中に吹く風がいつもよりほんの少し冷んやりしていた。毎年、立秋過ぎると「ちょっとだけ秋を感じるよねぃ」と思う瞬間があるのだけど、今年はどうだろ。『月とアマリ...
あ行の作家

【シニアの本棚】『珈琲怪談』|人は理解不能なものが怖い

『珈琲怪談』 恩田 陸久しぶりの多聞さんのシリーズ。過去2作『月の裏側』『不連続の世界』も読んでるけど、お察しのとおり、覚えてません。内容紹介なんか、怖い話ない?異界が覗き、怪異の似合う古い街。男たち...
ひとりごと

6ヶ月間浮気して、戻ってきたのは些細な理由

ちょうど1年ほど前、『天然生活』に憧れると言って、毎月購読を始めた。ところが年が明けて、ちょっと浮気心が起き、天然生活は中断して別の雑誌の購読を始めたのだ。「日本で一番売れている女性誌」というアレ。年...
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