本のはなし

本のはなし

さ行の作家

【読書】『ありか』|毒親との訣別

物語の展開母親との関係に悩みながらも、一人娘のひかりを慈しみ育てる、シングルマザーの美空。義弟で同性のことが好きな颯斗は、兄と美空が離婚した後も、何かと二人の世話を焼こうとするがーー。毒親の呪縛に囚わ...
ま行の作家

【読書】『一次元の挿し木』|タイトルが興味深かった

『一次元の挿し木』 松下 龍之介概要ヒマラヤ山中で発掘された二百年前の人骨。大学院で遺伝学を学ぶ悠がDNA鑑定にかけると、四年前に失踪した妹のものと一致した。不可解な鑑定結果から担当教授の石見崎に相談...
は行の作家

【読書】『数学の女王』|理解できない天才の気持ち

『数学の女王』 伏尾美紀以前『北緯43度のコールドケース』を読んだ時に、シリーズ化されるならまた読みたいと言ったけど、その時点で既に2作目が出版されていたようだ。物語の展開新設されたばかりの大学で爆発...
た行の作家

【読書】『今日未明』|事件の背景に潜む真実

『今日未明』 辻堂 ゆめ概要新聞の片隅に載っている小さな記事。その事件の背後にある真相を浮き彫りにした5つの物語。夕焼け空と三輪車■自宅で血を流した男性死亡 別居の息子を逮捕引きこもりの正之は40歳だ...
ま行の作家

【読書】47都道府県ひとり旅

『47都道府県 女ひとりで行ってみよう』益田ミリ益田ミリさんが2002年の12月から毎月1カ所にひとりで訪れて、47都道府県を制覇したという旅日記だ。著者に感じるシンパシーわたしの場合は「ひとり旅する...
ひとりごと

図書館本を読まずに返す

玄関から出ると、斜向かいの金木犀の香りが押し寄せてきて思わず深く息を吸い込む。ゴミ出しに行く時に深呼吸しながらその家の前を通る、今年もその季節がやってきた。昨日は図書館本を返却しに行ってきた。最近、2...
や〜わ行の作家

【読書】『逃亡者は北へ向かう』

この地方では運が悪いことを「まんが悪い」と言う。わたしぐらいの年代だとあまり使わないけど、母の世代、特にウチの母はよく使うように思う。人には持って生まれた「運」があるというのが母の考えだそうだ。うーん...
た行の作家

【読書】『妻はりんごを食べない』

『妻はりんごを食べない』 瀧羽 麻子『あの本、読みました?』で取り上げられていて図書館に予約したような気がするのだけど、何が引き金になって予約したのか、もはや覚えていない。瀧羽麻子さん、お初です。物語...
あ行の作家

【シニアの本棚】言語化力は鍛えられるのか

『こうやって頭のなかを言語化する。』 荒木 俊哉最近、考えるということがなくなったなーと思っている。何かについて、自分はどう思うのか、頭の中で考えていることを言葉にするということも減ってきているような...
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