本のはなし

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か行の作家

【シニアの本棚】『マンダラチャート』|60代が昭和にタイムスリップした先に…

『マンダラチャート』 垣谷 美雨物語の展開子どもたちが独立して、定年退職を間近に控えた夫と2人暮らしの雅美。夫との会話は噛み合わなくなり、不満でいっぱいの彼女は、ある日大谷選手が書いたというマンダラチャートに自分の目標を書き込んでいた。その...
ま行の作家

【シニアの本棚】『ドヴォルザークに染まるころ』|衝撃的な書き出し

少し前に『あの本、読みました?』で作家さんたちが小説の「書き出し」について、とても興味深い話をしていた。どなただったかも忘れてしまったのだけど、その回は永久保存版にしようと思いつつ、それも忘れて消してしまったのだけど、書き出しに全力を注ぐと...
あ行の作家

【シニアの本棚】『俺たちの箱根駅伝』|やっぱり泣ける

今日は七十二候では「鴻雁北」 こうがん かえる5日前は「玄鳥至」 つばめ きたる燕がやってきて、雁は北へ帰る季節こういうことに趣を感じる年頃だろうか。『俺たちの箱根駅伝』上・下を読み終えた。『俺たちの箱根駅伝』 池井戸 潤物語の展開上巻は箱...
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や〜わ行の作家

【シニアの本棚】『幸せへのセンサー』|幸せはオーダーメイド

『幸せへのセンサー』 吉本 ばなな今日はこの本を図書館へ返却しに行ってきた。何ヶ所かに付箋をつけていたので、それらを丁寧に剥がして…。そして、図書館に着いた時にふと気がついたのだ。タカハラこれ、記録書いてない1週間近く前に読み終えた時「まだ...
か行の作家

【シニアの本棚】『キミコのよろよろ養生日記』|著者は大変なのに、笑える

『キミコのよろよろ養生日記』 北大路 公子キミコさんとの出会い北大路公子さんのエッセイを初めて読んだのは何年前だっただろうか。タイトルも忘れてしまったし、初めて読んだエッセイの中に書かれていたのかどうかも定かではないが、とにかく強烈に印象に...
な行の作家

【シニアの本棚】『坂の中のまち』|仕掛けがたくさんあって本好きにはたまらない

前回予約本が3冊届いていて、最近なかなか読み進まないことが多いので2週間で全部読めるかなと思ってたけど、ちゃんと全部読み終えて返却できたわ。3冊ともいい出会いだった。『坂の中のまち』 中島 京子物語の展開東京の大学に進学した坂中真智は、祖母...
ま行の作家

【シニアの本棚】『ようやくカナダに行きまして』|50歳の留学生にエールを!

『ようやくカナダに行きまして』 光浦 靖子人気番組『めちゃイケ』メンバーとして一世を風靡し、その後の多くの女性芸人に影響を与えたオアシズ光浦靖子「本の話」 にはこのように書いてあるのだけど、実はわたしはその頃の彼女をまったく知らない。その番...
あ行の作家

【シニアの本棚】『カフネ』|なぜだか涙が染み出してくる

『カフネ』 阿部 暁子「カフネ」とはポルトガル語で「愛する人の髪にそっと指をとおすしぐさ」だそうだ。「頭をなでて眠りにつかせるおだやかな動作」という意味もあるらしいけど、そっちの方がしっくりくるかな。テレビ番組「あの本、読みました?」で紹介...
あ行の作家

【シニアの本棚】『アーセナルにおいでよ』|生きていく武器を身につける

『アーセナルにおいでよ』 あさの あつこあさのあつこさんというと『バッテリー』だ。20年以上前だと思うけど、当時の会社の同僚に勧められ、文庫本6巻夢中になって読んだ記憶がある。それ以来何作か読んだけど、しばらくご無沙汰していた。物語の展開「...
さ行の作家

【シニアの本棚】『女の国会』|女だって働いていいけど、家のこともきちんとしてよね

『女の国会』 新川 帆立ちょっと前にBSテレ東の番組「あの本、読みました?」に作者が出演されていて、この作品のことを話してたので読んでみようかなと。物語の展開野党第一党の高月馨は窮地に追い込まれた。敵対関係にありつつも、ある法案については共...
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