『アーセナルにおいでよ』 あさの あつこ
あさのあつこさんというと『バッテリー』だ。
20年以上前だと思うけど、当時の会社の同僚に勧められ、文庫本6巻夢中になって読んだ記憶がある。
それ以来何作か読んだけど、しばらくご無沙汰していた。
物語の展開
「おれ、今度、起業するんだ」
幼馴染で初恋の相手・芳竹甲斐から突然呼び出された高校3 年生の川相千香は、その文章力と思索力を見込まれ、スタートアップのメンバーとしてスカウトされた。会社の名前は「アーセナル」。「器庫」という意味だという。コンプレックスを持つ千香。中学生で不登校になった甲斐。詐欺に巻き込まれて逮捕歴のある稲作陽太。バツイチの古藤里佳子・通称コトリ。それぞれ問題を抱えた4 人は、各々の個性と能力を武器に、「アーセナル」のために奔走するーー。
4人の若者が、生きにくさを抱えている子たちに情報を提供して、彼らに生きていくための「武器」を身につけてほしいと、事業を立ち上げる。
事業というからにはもちろん収益も無視できない。
甲斐の人脈、陽太のプレゼン能力、経理はコトリが能力を発揮する。
自分に自信を持てないでいた千香も、みんなにその思考の深さや文章力を認められ自信をつけていく。
個性的で1人1人が秀でた能力を持っている4人が集まって、その能力を活かしながら目標に向かって進んでいく。

読み終えて
18歳の若者がこんなに深いことを考えてるんだ、こんなにも実行力があるんだと、おばちゃんは感心したよ。
サクサク読み進んだけど、読み進めるうちに「どこに着地するのだろう」と…。
そう思ってたらちょっとした事件が起きて、「あれ、今度はどこ行くの?」みたいになって。
漠然とした感想でわかりにくいよねぃ。
障害になりそうだったことを乗り越えて、彼らは前を向いてスタートラインに立った。
「アーセナル」はここからスタートだね、という感じで終わった。
興味深く読み進んだけど入り込めなかったというのが正直な感想かな。
わたしの感受性が枯れてるからか、実感としてグッとくるものがなかったというか、いまいち掴みどころがなかったというか…。
♫〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今日も最後までお付き合いくださってありがとうございます ^_^
どうかステキな1日を!