昨日の「60歳すぎたらやめること」を読んで、わたしは苦手だなと思う人ともそれなりに大人らしく付き合ってきたと言った。
でも、実は1人だけ2度と会いたくない人がいる。
10年ぐらい前まで一緒に働いていたNさんだ。
今まで彼女のことについて誰にも話したことがないので、自分の中で不完全燃焼のまま時が過ぎているという感じ。
この際、ここで話したら心の中で蟠っていることが軽減されるかなと思って書いてみることにした。
長い長い愚痴になりそうですが、よろしければお付き合いください。
Nさん
Nさんは歳はわたしより4つほど下だったと思うけど、仕事上は少し先輩だった。
とても柔らかい雰囲気の人で、感じのいい人だなという印象をもっていた。
仲良しだったころ
そのころのわたしはお金を稼ぐことだけが目的だったので、職場で友達を作ろうとも思っていなかったし、仕事帰りに同僚とお茶したり、会社の忘年会などに参加することもなかった。
それが、急にNさんが「今度の遅番の日、帰りに晩ご飯食べに行かない?」と誘ってくれたのだ。
あまり話をしたことはなかったけど、とても感じのいい人だったので、仲良くなれたらいいかなと思って一緒に行くことにした。
それ以来、今も付き合いのある斎藤さん(仮名)も交えて時々お茶したり、休日にランチしたりするようになり、親しく付き合うようになった。
同時に監督者になってから
それが2人同時に監督者という立場になった頃から不協和音が生まれ、仕事に対する姿勢の違いに気づき、どんどん溝が広がっていったのだ。
仕事に対する姿勢の違い
例えば、彼女が1ヶ所押印してない箇所があったとする(てか、実際あったんだけど)。
わたしとしては一緒に仕事を覚えていこうと思ってるから「ここ、ハンコ要るよね」と指摘したのよ。
単に彼女が忘れているだけならいいけど、要ることを知らないなら言ったほうがいいかなと思って。
それがとってもお気に召さなかったようだ。
「じゃぁ、どうすればいいの?」と聞くと「黙ってそのままにしておくか、鉛筆で印しておいてくれたらいい」という答えが返ってきて唖然とした。
そんなことするより口で言った方が早いし確実やん。
わたしだったら絶対その場でサラッと指摘してほしい。
黙って印つけるなんて、むしろ陰険ちゃう?
この人とは一緒に仕事できないわって気になった。
もちろん、口には出さず黙って従ったけど。
仕事中に、仕事以外のことでいちいち気を遣わなければならないなんてやってられないわと思ったのは事実。
送られてきたメール
その後、なぜかいきなりとんでもないメールが送られてきたのだ。
- わたしは中学時代オール5でした。
- A高校時代はミスAと言われていました。
- ○○短大の非常勤講師をしています。
- 町内の○○会の会長をしています。
- 町内運動会のリレーではいつも1番です。
あれだけ何でもすぐに忘れるタカハラなのに、10年以上経ってもよく覚えてるなんて不思議だけど、それくらい衝撃的だったのよ。
なに、これ。 で? だから? 50過ぎた大人が送ってくるメール?
「Nさんは可愛いからミスAというのも納得です。すごく努力家だし優秀だということもよくわかっています。」と、精一杯大人らしく、でもちょっとぐらい嫌味が伝わらないかなという思いで返信しといた。
いまだにあのメールの意図は謎だ。
埋まることのなかった溝
とにかくNさんの仕事ぶりはガッチガチで、いかにも自分は必死で仕事してるという匂いをプンプン振り撒いてるの。
それは素晴らしいことだと思うけど、一緒に仕事してると息苦しくなるのよ。
で、わたしとしては時々場を和ませるというか、気が抜けるようなことも言いたくなるわけで…。
そういうのも嫌だったんだろうねぃ。
飲み会の席で、わたしが人の言葉に乗っかって言ったことに対して、2日後に鬼のような形相で怒ってきたこともある。
たしかにわたしも調子に乗って言っちゃったから悪かったと思うけど、冗談半分のことなんだから、気に障ったのならその場で言い返せばいいやん。
なんて言っても伝わらないと思ったので、平身低頭謝罪しといた。
あと、彼女はTwitterやブログもやっていて、その存在をわたしにも教えてくれていながら、わたしの悪口をいっぱい書き込んでたの。
つまり、わたしが見ることを前提で書いてるってことだよね。
そういうの、いちいちめんどくさいから全然見てないフリをしてたけど。
そのうち上司に「タカハラさんは、ものすごくわたしにライバル意識を持っていて、なんでもわたしの真似をするんです」と訴えたらしい。
いやいやいや、ライバル意識なんてないですから。
とにかく事業所の営業成績を上げるためにどうしたらいいか考えようという気持ちしかないですから。
アンタにライバル意識持ってどうすんの。
ライバルは他の事業所でしょーが。
と言いたかったけど、わたしに向かって直接言われたわけではないので、頭から出そうな湯気をなんとか押さえつけたという次第。
その時の上司の「そんなことないよね。むしろライバル意識持ってるのはNさんだよね」という言葉に救われたものだ。
「真似をする」というのも、そのころ監督者は4人いて、いい案があれば全員で共有すればいいと思っていたのだ。
Nさんにとっては、個人の案であって監督者同士で張り合ってるという意識だったんだろうね。
その辺の考え方が全く違ったということだ。
それから、彼女はだんだんヒステリックになり、仕事中に上司に向かってバンバン机を叩きながら自分の意見を叫んだりするようなこともあり、結局監督者になって2年で退職したのだった。
今、思うこと
当時は彼女に対する言葉遣いや言い方などにもとても気を遣って疲れていた。
わたしはわりとポンポンとそっけない物言いをするので、それも気に障るんだろうなと思ったから。
今となっては彼女は何に怒り、何に傷ついてたんだろうと思う。
わたしとしては意図してやったことは一つもないけど、考え方や生き方自体が全く相容れないものだったのだろうね。
わたしの存在自体が彼女を傷つけていたのだろうか。
わたしには上昇志向もライバル意識もなーんにもなかったのに。
営業成績を上げるため、スタッフのモチベーションを上げるために何をするか、どう接したらいいかを考えてただけだったのに。
あの人は何と戦ってたのだろうと思う。
個々で仕事してた時にはそれなりの距離感で仲良くしてたのに、四六時中一緒に仕事をするようになると、大きな違いが発覚したということだよね。
そういうことってあるんだよね。
ちょっと前まで、もし街で出会っても透明人間のように見えない存在としてやり過ごそうと思ってたけど、ここで吐き出したせいか、今は挨拶ぐらいはできるかもというくらいの気持ちにはなっている。
長々と個人的な愚痴を吐いて失礼しました。
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